MLB メジャーリーグ物語

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マーリンズの買収劇に元ヤンキースのジータ―を含む投資家グループが名乗り

 

2月にトランプ大統領の娘婿、クシュナー大統領上級顧問の一族による買収に向けた動きが表面化していたマイアミ・マーリンズの買収劇が、違うカタチで再燃しているようだ。

 

ニュースソースは、経済専門チャンネルのFOXビジネス(電子版)だが、少なくとも三つのグループが買収に名乗りを上げているという。

 

その一つが前ヤンキースのスタープレイヤーであるデレク・ジーターの投資家グループ。

 

このグループは、ウォールストリートのベテランで、モーガンスタンリーの証券部門のチーフを務め、現在は自身で投資顧問会社を経営しているDavid Samson氏が交渉の窓口となっている。

 

もう一つ買収に興味を示しているグループの代表が元フロリダ州知事で、共和党の大統領候補として予備選挙を戦ったことのあるジェフ・ブッシュ氏が率いるグループ。

 

買収規模になどについて、噂されているのは8億ドル(885億円)から16億ドル(1770億円)と幅があるので、まだまだ交渉は煮詰まっていないという印象だ。

 

マーリンズパーク

 

デレク・ジーターは、以前からメジャーリーグの球団経営に関心があることを公にしていた。

 

今回の動きもFOXビジネスだけでなく、ニューヨーク・ポストがMLB関係者らに確認したところ、交渉に関わっていることは間違いないことが確認されたと報じている。

 

1995年にはジーターとチームメイトだった現マーリンズのマッティングリー監督は、ジーターが良いオーナーになることは間違いないと太鼓判を押すと、その理由として「彼は挑戦すること全てにおいて成功を収めるタイプに見えるからね」と述べたという。

 

ジェフ・ローリア球団オーナーは、エクスポズ(現ナショナルズ)のオーナーだったが、2002年に1億5,850万ドル(当時のレートで約200億円)でマ軍を買収。

 

チームは03年にいきなりヤンキースを破ってワールドシリーズを制覇したものの、直後に主力を放出する“ファイヤーセール”を断行。地元ファンからは大ブーイングを受け、その後、13年間もポストシーズンから見放されている。