マーリンズのマイケル・ヒル野球部門社長が退団することをケン・ローゼンタールらが伝えている。
球団人事
ヒル氏は2002年からフロント入りし07年からゼネラルマネージャー(GM)、13年から編成本部長を務めてきた。
Marlins parting with president of baseball operations Michael Hill, a source tells The Athletic. Hill has been with the team since 2002, was named general manager in Sept. 2013 and served as one of only two Black heads of baseball operations in the majors.
— Ken Rosenthal (@Ken_Rosenthal) October 18, 2020
マーリンズは2017年、実業家ブルース・シャーマン氏とデレク・ジーター氏が率いる投資家グループが球団を買収。03年以来、ポストシーズンから遠ざかっていたチームのフロント改革を進めていたが、MLB公式サイトによるとジーター最高経営責任者(CEO)は人事部長のダン・グリーンリーがアシスタントゼネラルマネージャーに内部昇格したと発表。次の編成責任者が決まるまで当面の間はもう1人のGM補佐であるブライアン・チャティンとの2人体制で編成部門を率いていくことになる。
— Miami Marlins (@Marlins) October 18, 2020
ジーターCEOは「マイクは我々が最初の3年間で成し遂げたことのなかで非常に重要な役割を果たしてくれたが、我々がこのチームに加わる前の期間もそうだった。今後の幸せを願っている。彼の貢献に感謝している」とコメント。
現在の所有グループがマーリンズを買収した時、ヒル氏は留任し、ジャンカルロ・スタントン、マーセル・オズ-ナ、クリスチャン・イエリッチなどの中心選手をトレードオフする任務を負った。この時、スタントンのトレードだけでも、マーリンズはスタントンの契約の残り2億9500万ドルをヤンキースとの契約に移し、一部(3000万ドル)は負担する形でペイロールを削減している。
当時、マーリンズの下部組織であるファーム・システムは層が薄く、MLBでも最下位近くにランク付けされていたが、主軸のファイヤーセールなど一連のトレードで現在では最高のクラブの1つと評価されている。
会社組織に置き換えると人件費削減のための残った首切り担当役員が、その任務を終えて、新経営陣から解任されたというところだろう。
Source confirms #Marlins have dismissed Michael Hill as president of baseball operations, as @Ken_Rosenthal first reported. Tim Naehring and Billy Eppler, whom Derek Jeter knows through the #Yankees, are two options to join Miami front office. @MLBNetwork
— Jon Morosi (@jonmorosi) October 18, 2020
ヒル氏はシンシナティ出身で、先日ディック・ウィリアムス野球部門社長が辞任したレッズは後任を探しており、ヒルが地元レッズでウィリアムスの後任に収まることを予想する声もあるという。
▽Information source
https://www.mlb.com/news/michael-hill-marlins-part-ways