トレバー・バウアー投手と聞いてピンときた人は、そこそこのメジャー通だが、大事なポストシーズンに趣味のドローンで利き手の指を怪我して登板を回避した若手投手と聞けば思い出す方も多いのではないだろうか。
クリーブランド・インディアンスが現地12日、1月17日に26歳になる先発右腕トレバー・バウアー投手との年俸調停を回避し、355万ドル(約4億1,000万円)の1年契約で合意した。
昨季の年俸が169万7,500ドル(約1億9,000万円)だったバウアーは、12勝8敗、防御率4.26、キャリアハイの190イニングを投げるなど、インディアンスの地区優勝に貢献。
しかし、ポストシーズンでは趣味の競技用ドローンのメンテナンス中に指を負傷して、5試合で0勝2敗、防御率5.27と振るわなかった。
We've agreed to a one-year deal with @BauerOutage for the 2017 season, thus avoiding arbitration. pic.twitter.com/CAM5IpvMlZ
— Cleveland Indians (@Indians) 2017年1月12日
バウアーの名誉のために言うが、正確にはア・リーグ優勝決定戦の第2戦を回避して第3戦に登板した。負傷箇所を数針縫ったバウアーは2日後の第3戦のマウンドにいた。テレビは何度も彼の指をアップで抜いていた。
インディアンスの名将テリー・フランコーナ監督もかれをかばいながらも少々呆れたようなコメントをしていた。
なお、インディアンスでは、クローザーのコディ・アレン投手や先発右腕ダニー・サラザール投手ら7選手の年俸調停が残っている。