インディアンスのエースだった右腕コーリー・クルーバーをレンジャーズがトレードで獲得した。これでレンジャーズは、このオフでスターターは3人目、ブルペンも3人を追加したことになる。
MLB移籍情報
クルーバーのトレードに関しては、パドレスやエンゼルスが移籍先として浮上していたが、エンゼルスはMLBネットワークのケン・ローゼンタールが争奪戦から撤退したことを報じていた。その後、複数の報道ではレンジャーズやドジャースが争奪戦に参加していることを報じていた。
クルーバーは、14年と17年にアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞を受賞。球界を代表する右腕でレンジャーズではエースとしての加入だが、来年4月に34歳になることや5月のマーリンズ戦で打球の直撃により右前腕部を骨折したために、わずか7試合の登板に終わったことなどネガティブなイメージがある。
2014年から2018年まで5年連続で200投球回と200奪三振以上をマークしたパフォーマンスがどこまで蘇るかは未知数だ。
There is a new ace in Texas.
— MLB (@MLB) December 15, 2019
The @Rangers have reportedly acquired Corey Kluber, per @JonHeyman. pic.twitter.com/FVSDbLAJKz
ただ、来季の年俸が1750万ドル(21年は年俸1800万ドルのクラブオプション)とリーズナブルな年俸で2年間キープできることなど、リスクよりはメリットの方が大きいかもしれない。
レンジャーズは、明年のオープンに向けて新スタジアムの建設が進む(工事中のぼや騒ぎが心配だが)。それに向けてこのオフでは積極的な補強が目立つ。
We have acquired RHP Emmanuel Clase and OF Delino DeShields from the Texas Rangers in exchange for RHP Corey Kluber. pic.twitter.com/5AtM5WgbB0
— Cleveland Indians (@Indians) December 15, 2019
なお、このトレードでは、デライノ・デシールズ・ジュニア外野手とエヌマエル・クラーセがインディアンスに移籍する。クラーセは100マイルを超える速球派で100マイル近いカットボールを武器とする21歳右腕。8月にメジャーデビューして21試合で防御率2.31、4ホールド、1セーブをマークしている。