MLB移籍情報
フィラデルフィア・フィリーズとロサンゼルス・ドジャースとの間で1対2のトレードが成立した。
フィリーズは、ハウィー・ケンドリック(二塁手/外野手)を獲得。見返りとしてドジャースに、ダーリン・ラフ一塁手(43試合、打率.205、3本塁打)とマイナーのユーティリティ選手ダーネル・スウィーニーをリリース。
クローザーのケンリー・ジャンセンとジャスティン・ターナー三塁手をFAで再契約して引き留めたいドジャースは、バウンスバックしたチェイス・アトリー(.252/.319/.396、14本塁打、52打点)を二塁手として残し、来季も契約が残る同じ二塁手のハウィー・ケンドリックをフィリーズにトレードした。
再建モードのフィリーズは、センターで24歳のオデュベル・ヘレーラが打率.286、出塁率.361、25盗塁で結果を残し、彼を軸に確定していなかった両翼に、来季34歳のベテランを一枚加えた。
ケンドリックはドジャースの時のように二塁手ではなく外野手(レフト)として起用される。今季は、146試合の出場で打率.255、8本塁打、40打点、10盗塁。二塁以外にも左翼や三塁、一塁もこなしてわずか5失策と安定した守備を見せた。1年1000万ドルで来季終了後にFAになる。
再建モードのためジミー・ロリンズ、チェイス・アトリーの名物コンビやジョナサン・パペルボン、コール・ハメルズらの主力を次々に放出したフィリーズ。2007年から地区5連覇したが、2013年には成績不振からシーズン途中でチャーリー・マニエル監督(もと近鉄、ヤクルトでも活躍)を解任している。