9月になればベンチ入りが25人枠から40人枠に広がるメジャーリーグ。
複数のメディアが報じたところによれば、レッドソックスは、そのセプテンバーコールアップで昨年2月に契約したヨアン・モンカダ内野手を昇格させるということだ。
MLB2016
21歳のモンカダの契約は、昨年1月、米国とキューバの国交正常化へ向けての中で規制が緩和されてから初めてのケースだった。
昨年2月にも話題になったが、米国内のプロリーグなどでプレイ経験を持たないアマチュア選手としては破格の3150万ドルという大型契約だった。
ただし、これは表向きでレッドソックスには海外FAのペナルティーが科せられ、実際にはその倍の6300万ドルを費やしたという報道もあった。噂ではメジャー11球団が争奪戦を繰り広げたという。
Baseball's best prospect is MLB bound. @BenBadler tells you what to expect from Yoan Moncada https://t.co/RY3h3nfgm4 pic.twitter.com/XDkUSWpOqI
— Baseball America (@BaseballAmerica) 2016年9月1日
モンカダはスイッチヒッターの大型内野手で高い身体能力を誇る5ツール・プレーヤー。チームのプロスペクトランキング1位。
今季は傘下マイナーの2チームで106試合に出場し、打率.294、OBP.407、OPS.918、15本塁打、62打点、45盗塁。
#RedSox announce they will call-up baseball's best prospect Yoan Moncada Friday. Here's my scouting report on him: pic.twitter.com/gE1iM76Xbu
— Jim Bowden (@JimBowden_ESPN) 2016年9月1日
マイナーではセカンドが多かったが、レッドソックスでは、セカンドにペドロイア、ショートに23歳の若手ボガーツがいて、共に打率3割を超える素晴らしいシーズンを送っている。
このことからモンカダのポジションは、使い物にならなかったサンドバル(60日間DL)の穴を埋めるサードとしての起用が有力。
その守備力や長打力によっては、戦力的に弱いレフトでの起用も考えられる。