広島カープの黒田博樹が、日米通算200勝に到達
野茂英雄氏以来2人目
メジャーリーグのかつての仲間たちも黒田の日米通算200勝を祝福。黒田のメジャーでのマウンドを中継してきたNHKが紹介している。
黒田は2008年に広島から渡米してメジャー移籍した。その同じ年にドジャースからデビューしてメジャーを代表するエースに成長したカーショーが「偉業を達成できたことを本当にうれしく思う。人間としても尊敬している」と称えた。
カーショーはいつもキャッチボールの相手だった、今でも交流があるという。
指導者として支えたハニーカット投手コーチは「失策で走者を出すと崩れる投手もいるが、彼は同じ顔をして同じリズムで投げ続けられた。初完封した2008年のカブス戦は、きのうのことのように覚えている」と目を細めた。
2012年から3年間プレーしたヤンキースでは、主砲ロドリゲスが黒田を「内野手には理想的な投手だった」と振り返る。
シンカーでゴロを打たせる投球を「三塁手として仕事が多かった。黒田の登板日は球場まで運転しながら『今日は忙しい夜になる』と思った。それが大好きだった」と懐かしみ、「若い投手には彼がお手本だ、と言っていた」と笑顔でたたえた。
ともに先発ローテーションを支えたサバシアは、「200勝は素晴らしい功績」と称賛。刺激を受けていたそうで「難しい状況を打破できる投手。調子が良くない時でも好結果を残すのがすごかった」とコメントしている。
MLBで一時代を作ったデレク・ジータ―遊撃手とグータッチする黒田。何とも言えぬ風格があった。