FOXスポーツのケン・ローゼンタール氏がドジャースとクレイトン・カーショーが3年9300万ドルの契約延長で合意したことを伝えている。
MLB契約情報
カーショーの年俸は2019年が3200万ドル、2020年が3300万ドルだったが、新たな契約では2019年~21年の3年間で年俸は各3100万ドル。オプトアウトの条項は付帯していない。これに19年はインセンティブの200万ドルが加わりトータル3300万ドル。
これは先発投手では、ストラスバーグ、シャーザー、グリンキーに次いで4番目。
ただ、各種のオプションが設定されていて登板数に応じて24試合、26試合、28試合、30試合をクリアするごとに100万ドルが加算される内容。
Kershaw contract with #Dodgers is for three years, $93M with incentives, per source.
— Ken Rosenthal (@Ken_Rosenthal) 2018年11月2日
これによってカーショーは、30試合に先発すれば年3500万ドルを受け取ることになる。
さらに、サイヤング賞で150万ドル、サイヤング賞投票で2位か3位の場合でも50万ドルの出来高が加算される内容になっている。
カーショーが実績と実力でメジャーを代表する左腕であることは、誰もが認める事実だろう。そんな選手に対して球団側もオーナー自らが「生涯ドジャースで活躍して欲しい」との希望があり、カーショーも金額に固執するタイプでもないことから、契約交渉は難航せず早い段階で決まったようだ。
08年にメジャーデビューしたカーショーは持病の腰痛などに苦しみ、今季は26試合の登板(9勝5敗、防御率2.73)だった。
ただ、キャリア11年の30歳という若さでrWAR62.1は、現役投手ではバーランダー(35歳)、サバシア(37歳)に続いて3位の貢献度を示している。
個人タイトルも代表的なものでも11、13、14年にサイ・ヤング賞、14年にはリーグMVPを受賞。通算では318試合登板し、153勝69敗、防御率2.39をマークしている。