メジャーリーグ契約情報
争奪戦が注目された元DeNAのユリエスキ・グリエル(32)が、ヒューストン・アストロズと5年4750万ドル(約50億円)で合意したと複数のメディアが報じている。
2月にキューバから亡命し6月13日に正式にFAとなったグリエル内野手がどの球団と契約するのか、注目を集めていた。
即戦力の内野手ということで今季ポストシーズン進出を狙うメッツ、ドジャース、アストロズなど多くの球団が興味を示していると伝えられていた。
Joined the folks on #MLBTonight on @MLBNetwork to talk about the #Astros and Cuban infielder Yulieski Gurriel. https://t.co/NmUbTZ52AI
— Jesse Sanchez (@JesseSanchezMLB) 2016年7月16日
アストロズはポストシーズン進出の可能性を残し、ポストシーズンで起用したい選手は8月末の時点でアクティブロースター(25人枠)に入れておく必要がある。
ということで逆算して8月上旬のメジャーデビューとなりそうでホセ・アルトゥーベ二塁手、カルロス・コレア遊撃手と内野陣を形成。ますます魅力的な内野陣が形成される。
グリエル自身はヤンキースを希望していると伝えられていた。ヤンキースのアロルディス・チャプマン投手はキューバ代表時代にチームメートだった仲で、グリエルとは今年に入って連絡を取り合ったらしい。
グリエル同様にキューバから亡命したメッツのヨエニス・セスペデス外野手は、キューバ代表で5年間一緒にプレーした元チームメートのグリエルと再び同じチームになることを熱望していたという。
まだお互いキューバにいた頃、よくグリエルの自宅に遊びに行っていたことを明かし「僕のベストフレンドの1人」だという。
親子ともども国民的ヒーローのグリエルが亡命したというニュースが流れたときは、あまりのショックで絶句。「信じたくなかったよ。でも家族と一緒にキューバを離れたと聞いて、それならあり得るかと納得した。彼は家族との結び付きが強いからね」と話した。
彼がアストロズを選択した事で、セスペデスにとっては残念な結果になった。