カンザスシティ・ロイヤルズは、パドレスからFAとなったイアン・ケネディと5年7000万ドル(約82億円)で合意した。
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契約には2017シーズン終了後に残りの契約を破棄し、FAとなることができるオプトアウト(契約破棄)条項が盛り込まれている。身体検査を経て正式契約になる見込み。
ケネディは昨季、30試合に先発登板して9勝15敗、防御率4.28。WHIP1.30。奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)は9.3、与四球率(9イニングあたりの与四球数)は2.8。メジャー9年間の通算成績は75勝68敗、防御率3.98。6年連続30試合以上の先発を続けているイニングイーターだが、エース格の投手ではない。
パドレスは同投手に対してクオリファイング・オファーを提示したため、ロイヤルズは今季のドラフト指名権をパドレスに譲渡しなければならない。
ロイヤルズが先発投手を補強!ロイヤルズがシーズン21勝を挙げた経験があるイアン・ケネディ投手と5年総額7000万ドルで契約を結んだ。 pic.twitter.com/5yQQmggciJ
— MLB Japan (@MLBJapan) 2016, 1月 17
ジョニー・クエトをFAで失ったチームは、ケネディの加入で、エディンソン・ボルケス、ヨーダノ・ベンチュラ、クリス・メドレン、ダニー・ダフィーとともに先発ローテーションを編成することになる。
強力なブルペン陣で接戦を制してきたロイヤルズだが、トミー・ジョン手術を受けて2016年に投げることができないグレッグ・ホランドをリリース。そこにクローザーの経験と実績のあるホアキム・ソリアを獲得している。
ロイヤルズは、このオフにFA選手に1億7000万ドル以上を投資。ワールドシリーズ連覇に向けて、積極的な補強が続いている。