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【MLB移籍情報】セスペデス争奪戦、オリオールズが大型オファーを提示

 

 

 現地14日、米スポーツ専門ケーブル局『ESPN』のウェブサイトなど、複数のメディアによればボルティモア・オリオールズが、今オフにニューヨーク・メッツからフリーエージェント(FA)となっているキューバ出身のヨエニス・セスペデス外野手に契約オファーを提示したことがわかった。

 

オリオールズが提示した条件の詳細は明らかになっていないものの、かねてより総額7500万~9000万ドル(約88億5000万~106億1000万円)程度の5年契約を検討していたとのこと。

 

MLB公式サイトではこれまでも、セスペデスが6年契約もしくは総額1億ドル以上の契約を要求していると報じているが、今オフは先発投手と外野手に豊富な人材が多く「買い手市場」でジェイソン・ヘイワードやアレックス・ゴードン、デナード・スパンは何とか決まったが、FA市場には、セスペデス以外にもジャスティン・アップトン、デクスター・ファウラー、オースチン・ジャクソンらの去就が決まっていない。

 

 

オリオールズは今オフ、昨季両リーグトップの47本塁打を放ったクリス・デービス一塁手がFAとなっている。デービスに対しては総額1億5000万ドル(約176億9000万円)ほどの大型契約を提示したようだが、再契約は難航している(代理人はスコット・ボラス氏)ようで、未だ合意に至っていない。

 

セスペデス争奪戦に関してはホワイトソックスオリオールズ、タイガースが積極的でメッツ、ブレーブスなどの名前も挙がっている。

 

バッティングスタイルに粗削りのイメージがする30歳のセスペデスは昨季、デトロイト・タイガースとメッツで計159試合に出場し、打率.291、キャリア最多の35本塁打、105打点をマーク。

 

とくにメッツに移籍したシーズン後半は57試合で17本塁打OPS.942)をマークするなどチームにインパクトをもたらした。キャリア4年間の通算成績は打率.271、106本塁打、367打点。2014年にはオールスター選出を果たしている。