カンザスシティ・ロイヤルズは同チームをフリーエージェント(FA)になっていたアレックス・ゴードン外野手(31)と再契約した。契約内容は4年7200万ドル。
ゴードンは2016年の契約を1250万ドルで更新できるオプションを保持していたが、それを行使せずFAとなることを選択した。その後、所属のロイヤルズが1年1580万ドルのクオリファイング・オファーを提示し、それをアレックス・ゴードンが拒否していた。今回の契約にはオプトアウトできる権利は付いてない模様。
Sources: Gordon salary in 1st yr of four-yr, $72M deal is lower, giving #Royals chance to make other moves. Deal also includes deferrals.
— Ken Rosenthal (@Ken_Rosenthal) 2016, 1月 6
今オフは、何度も紹介しているが、移籍マーケットのFA市場とトレード市場に外野手が豊富で、「買い手市場」の様相がありヨエニス・セスペデスやジャスティン・アップトンといった注目選手もまだ決まっていない状況。この為、当初は1億ドルを超える予想もあったゴードンだが、やや抑えられた契約になっている。
アレックス・ゴードンの15年は7月8日のタンパベイ・レイズ戦の4回表の守備で、ローガン・フォーサイスが打ったフライを追いかけて外野フェンスに激突して股関節を痛めて途中交代、そのまま故障者リスト(DL)へ登録された。
9月1日にDLから復帰したが、104試合の出場に留まり5シーズンぶりに規定打席に届かなかった。
しかし、打率.271はここ3シーズンでベストで、本塁打13本は5年連続2ケタ本塁打をマーク。盗塁は2つに留まり、連続2ケタ盗塁は4年でストップした。守備力では104試合中101試合でレフトを守り、無失策・守備防御点 +7と、相変わらずのハイレベルな守備を見せた。
ワールドシリーズを制したロイヤルズは、ジョニー・クエト、ベン・ゾブリスト、アレックス・ゴードンの3人がFAになり、このうちジョニー・クエトはサンフランシスコ・ジャイアンツ、ベン・ゾブリストはシカゴ・カブスと契約してチームを去った。