米国野球殿堂は6日(日本時間7日)、2016年の殿堂入り選手を発表した。
今季の野球殿堂には、メジャー通算630本塁打、ゴールドグラブ10回などの記録をもつケン・グリフィーJr.氏と捕手では史上最多の通算396本塁打のマイク・ピアザ氏が選出された。
有資格1年目のグリフィー氏の得票率99・3%(440票のうち437票獲得)は、92年のトム・シーバー氏の98・8%を上回り、史上最高となった。4年目のピアザ氏は83%(365票)で殿堂入りを果たした。
Ken Griffey Jr. & Mike Piazza inducted into 2016 Baseball Hall of Fame Class: https://t.co/VVrHKpI6Hm pic.twitter.com/A95TLhx8z9
— YES Network (@YESNetwork) 2016, 1月 7
昨日も紹介したが殿堂入りには全米野球記者協会(BBWAA)在籍10年以上の記者による投票で75%以上の得票率が必要。
グリフィー氏は87年ドラフトで高卒ながらマリナーズから全体1位指名を受けてプロ入り。89年に19歳4ヶ月の若さでメジャーデビュー。父が所属していたレッズでも父と同じ背番号「30」をつけてプレイした。
その後、ホワイトソックスでもプレーし、メジャー22年間の通算成績は2671試合、打率・284、史上6位の630本塁打、1836打点。本塁打王4回。オールスター選出13回。ゴールドグラブ10回受賞。
父はビッグレッドマシンと呼ばれたシンシナティ・レッズの一員として活躍したケン・グリフィー・シニア氏。90年に息子の所属するシアトル・マリナーズに移籍。90年8月31日のロイヤルズ戦では、2番左翼手・シニア、3番中堅手・ジュニアとして、史上初めて親子揃ってスタメンに名を連ねた。
ピアザ氏は88年ドラフトで62巡目、全体1390番目でドジャース入り。92年に23歳でメジャーデビューを果たし、翌年に打率・318、35本塁打、112打点で新人王を獲得した。野茂英雄氏のメジャーデビュー時の捕手として日本でもなじみ深い選手。
メッツ、パドレスでもプレイしてメジャー16年で1912試合、打率・308、427本塁打、1335打点をマークした。球宴12回。捕手では史上最多の396本塁打を記録した。