MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

モリーナとペレス、メジャーの新旧捕手二人が契約を更新

 

MLB契約情報

 

カージナルスモリーナと契約延長

 

先のWBC2017でもプエルトリコ代表の中心選手としてチームを決勝まで導いたカージナルスの捕手ヤディアー・モリーが、3年総額6000万ドで契約を延長した。

 

ここでも先月の31日にお伝えしたが、FOXスポーツの記者ケン・ローゼンタール氏は、カージナルスモリーナの契約延長については、3年契約で最高6500万ドルから最低でも5500万ドルになるとレポートしていた。

 

 

今年7月で35歳になるモリーナは、今季の年俸が1400万ドル。来季は選手と球団の双方が行使権を持つ年俸1500万ドルの契約オプションになっている。

 

モリーナは2015年までオールスターに7年連続、ゴールドグラブ賞は8年連続で選出された名捕手。昨季で、それらは途切れたものの、キャリアハイの147試合に出場。打率.307、8本塁打、58打点をマーク。

 

ビル・ジェームズやジョン・デュワンなどの記録統計アナリストら10人によって選出される「フィールディング・バイブル・アワード」を、2007年から2013年までの間で、2011年を除き毎年受賞している。

 

モリーナ

 

1月中旬の時点でカージナルスのジョン・モゼリアクGMが、モリーナとの契約を延長する考えがあることを明らかにしていた。

 

2004年のメジャーデビュー以来、カージナルスひと筋でプレーし、2度のワールドシリーズ制覇に貢献。通算で打率.285、108本塁打、703打点をマークしている。その守備力やキャプテンシー、存在感は特筆すべきものがある。

 

昨年、イチローが3,000本安打に迫っていた時期にカージナルス戦で敵地セントルイスのファンから温かい拍手が送られたが、モリーナはイチローの打席で空気を読んでセレブレーションの時間を演出した。

 

インディアンスもペレスと4年契約

 

インディアンスも現地2日、メジャー4年目の控え捕手ロベルト・ペレスと新たに総額900万ドル(約10億円)の4年契約を結んだ。なお、2021年と2022年については球団が行使権を持つ契約オプションとなっている。

 

28歳のペレスは昨季、親指の手術もあって61試合の出場にとどまったり、打率.183、3本塁打、17打点と打撃面では振るわなかったが、盗塁阻止率50.0%と強肩を披露した。

 

またインディアンスは昨シーズン、ペレスが先発マスクをかぶった試合で33勝20敗と大きく勝ち越したデータがある。

 

正捕手ヤン・ゴームズの故障離脱によってポストシーズンは全15試合に先発し、ワールドシリーズ初戦では2ホーマーを放った。