ヤンキースは28日、レッズからトレードでアロルディス・チャプマン投手を獲得したと発表した。
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チャップマンは、キューバ出身の左腕。160キロを超える速球を武器にメジャー6年間で146セーブをマーク。今年はシンシナティ・レッズで65試合、4勝4敗33セーブ、防御率1.63、WHIP1.15、奪三振率(SO9)15.7。
交際している女性に暴力を振るったDV問題でドジャースとのトレード交渉が暗礁に乗り上げていたが、ヤンキースが4人のマイナーリーガーを交換要員として獲得した。
#Yankees announce acquisition of Aroldis Chapman from #Reds for 4 minor leaguers, Details: https://t.co/noECn5fWzA pic.twitter.com/rIbdj0WXqB
— MLB Trade Rumors (@mlbtraderumors) 2015, 12月 28
チャップマンがどの程度、MLBからの処分を受け出場停止期間がどれぐらいになるかは不明だが、この補強でヤンキースもブルペンに厚みが増した。
Three relief pitchers had 100+ strikeouts in 2015. ALL of them are now #Yankees. pic.twitter.com/Iv5wnHeyBB
— New York Yankees (@Yankees) 2015, 12月 28
これは昨日も紹介したがロイヤルズのように後ろの3人を充実させる戦術で、レッドソックスなども上原、田澤に加えて、今オフにクローザーとしてキンブレルを獲得している。
ヤンキースの場合は、アンドリュー・ミラー、デリン・ベタンセス、チャップマンの3人がこれにあたる。この3人が今季に奪った三振は、ミラーが100、ベタンセス131、チャップマン116。合計347になり、奪三振率は驚異の14.7になる。田澤純一の56個(奪三振率8.6)と比べるとその凄さが分かる。