MLB契約情報
サンフランシスコ・ジャイアンツからFAになっていた青木宣親外野手が、シアトル・マリナーズとの1年契約に合意した。米テレビ局CBSスポーツなど複数メディアが報じた。
契約内容は今の時点では公表されていないが、2017年の契約オプションは球団が持つ。
ここでも何度も紹介したが、メジャー4年目の青木は、開幕からチームをけん引する連続安打やマルチヒットで熾烈だったジャイアンツの定位置争いに勝ってレフトのレギュラーポジションを獲得した。
しかし、死球による右脚骨折や復帰後も頭部への死球による脳振とうの影響などで2度故障者リスト入りし、結局、93試合の出場にとどまった。
打率.287、出塁率.353、5本塁打、26打点、14盗塁は悪くない内容だったが、ジャイアンツが来季契約の選択権を行使しなかったため、FAになっていた。
The #Mariners have agreed to a deal with free-agent outfielder Nori Aoki --->https://t.co/vJD9jZlOAQ pic.twitter.com/VIG2gxcRj8
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) 2015, 12月 2
マリナーズは、ジェリー・ディポト新GMの下で積極的な補強が目立つ。
昨日には、オリオールズとのトレードでマーク・トランボ外野手を放出。630万ドルの年棒が来季は900万ドルに上昇する可能性のあったトランボの放出は、岩隈の引き留めに使う資金を調達するためといった報道もあった。
さらに、マイアミ・マーリンズのマ―セル・オズーナ外野手のトレードを打診していたが、決裂したという報道が流れた。
今季のマリナーズは1番バッターが固定できず、計10名の選手が入れ替わる形で1番を打った。そういった経緯もあって出塁率の高い青木の存在がリストに浮上したものと思われる。
レフトからライトになる可能性があり、かつてイチローが守った“エリア51”を同じサムライ・メジャーリーガーが受け継ぐことになるかもしれない。