イチローがこれから打ち立てるマイルストーンに比べたら小さな出来事かもしれない。
イチロー伝説
しかし、日本人プレイヤーが、ベースボールの母国で記録を塗り替えていく痛快さやイチローが達成することで掘り返される「MLB歴史紀行」のような意味合いをかねて紹介していきたい。
マーリンズのイチロー外野手が現地時間2日、敵地アトランタでのブレーブス戦に「6番・ライト」で先発出場した。
8回1死走者なしの第4打席で二塁に内野安打を放ち、4回に記録した二塁打に続く1本で今季18度目のマルチヒットをマーク。これがメジャー通算2927本目の安打となり、アル・シモンズ(1953年野球殿堂入り)と並ぶ歴代37位タイになった。
【日本人選手情報】 イチローは日米通算5292出塁として、王貞治氏(75)の日本記録5290出塁を更新。安打数もメジャー通算2927安打。 pic.twitter.com/O30Tx2o9nF
— MLB Japan (@MLBJapan) 2015, 9月 3
数字が好きな方々にもうひとつの記録。マイアミで試合を中継している地元テレビ「FOXスポーツ・フロリダ」によれば、「イチローは単打数で歴代8位に並びました」。1900年代前半にレッドソックスやインディアンスなどで活躍し、「グレー・イーグル(灰色のワシ)」の異名を持っていたトリス・スピーカーと並んだと紹介している。
FOXスポーツ調べによると、スピーカーのシングルヒットは歴代8位の2382本(戦前のプレーヤーのため、記録にはメディアによって誤差があり、MLB公式サイトでは2384本、Baseball-Reference.comでは2383本となっている)。
イチローも引退後の米国野球殿堂入りを確実視されているが、このヒットですでに殿堂入りを果たしている偉人2人に並んだことを中継では伝えていた。
イチローは日本でも926本のシングルヒットを放っており、日米通算3308本はすでに歴代1位のピート・ローズの3215本を上回っている。
記事参考
http://full-count.jp/2015/09/03/post17049/