MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

岩隈の復帰マウンド 自己ワーストの4被弾含む5失点

マリナーズ岩隈久志投手は6日、シアトルでのタイガース戦に先発。4月20日アストロズ戦以来77日ぶりの登板は、メジャーで自己最多となる4本の本塁打を浴びるなどして、6回途中、8安打5失点で降板。

一度は味方に逆転をしてもらったもののリードを守れず、今季初白星はならなかった。

初回を3者凡退で抑え無難なスタート切った岩隈でしたが、2回2死からカステラノスにはスライダーが甘く入り、左越えソロ本塁打を浴び、先制点を許す。

スライダーをスタンドまで運ばれてしまう岩隈の乱調パターン。

3回は3者凡退。

4回にはV・マルティネスに内角低めへのスライダーをレフトスタンドへ運ばれて2点目を失う。さらに、続くJ・マルティネスには甘く入ったスライダーをセンターオーバーの連続被弾。

5回にマリナーズはモリソンの3点本塁打で逆転し岩隈をサポートしたが、直後の6回に先頭のセスペデスにセンターへのソロを浴びる。岩隈は、この日4本目のソロ本塁打を打たれ、さらに安打を許し、降板した。

68球を投げてストライクは47球。ストライク率は約69%。0勝1敗で防御率7.17となった。

MLB公式サイトのマリナーズ担当、グレッグ・ジョンズ記者はツイッターで「今夜4本のソロ本塁打を打たれ、岩隈は今季21回1/3で9本塁打を打たれている。昨年は179イニングで20本だった」とレポートしている。

昨年の被本塁打は1イニングあたり約0・11本だった岩隈だが、今季は1イニングあたり約0・42と約4倍に激増しており、地元メディアも“一発病”を危惧する声を上げている。防御率は7.17。今季の岩隈の苦しみが、数字に表れている。

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