5年連続最下位に沈んだカブスが本気の補強!
5年連続ナ・リーグ中地区の最下位に沈んでいるシカゴ・カブス。
和田の所属するカブスが、このオフの目玉の一人、メジャー屈指の左腕レスターと6年総額1億5500万ドル(約183億円)で契約。再建期のカブスが、今オフは、着々と補強を成功させています。
レスター争奪戦も彼の古巣レッドソックスとの競合を制しました。それだけ本気ということでしょうか。
今回は、その和田所属のシカゴ・カブスにスポットを当ててみました。
カブスは、レスターのほかに先発ジェイソン・ハメル投手を2年2000万ドルで獲得。さらに、女房役としてミゲル・モンテーロをトレードでDバックスから獲得しています。
“We won the baseball lottery.” @CubsJoeMadd is quite excited about @JLester31: http://t.co/LNRNBWQgxj #WinterMeetings pic.twitter.com/k2S04i5jrh
— MLB (@MLB) 2014, 12月 10
これで、リーグ12位だった先発陣に厚みが出ました。このまま行けばカブスの予想される2015年の先発ローテーションはこのような編成でしょうか。和田投手は4、5番手を争うことになります。
- ジョン・レスター(LHP)防御率2.46、16勝11敗、WHIP1.10
- ジェイク・アリエッタ(RHP)防御率2.53、10勝5敗、WHIP0.99
- ジェイソン・ハメル(RHP)防御率3.47、10勝11敗、WHIP1.12
- カイル・ヘンドリックス(RHP)防御率2.46、7勝2敗、WHIP1.08
- 和田 毅(LHP)防御率3.25、4勝4敗、WHIP1.24
レスター以外は右腕で、ヘンドリックスはMLBで1年のキャリアしかなく。左腕の和田が4番手のような扱いになると思われます。
その他には、メジャー通算84勝のエドウィン・ジャクソン(防御率6.33、6勝15敗、WHIP1.64)なども先発候補で和田と競うと思われます。
先発の防御率4.11に比べリリーフ陣の防御率は3.61とリーグ8位ですが、和田の調子しだいでは先発からロングリリーフ要員に回る可能性も考えられます。それぐらい充実してきたとも考えられます。
カブスの補強策は、「野手は育成で、投手は外部から」という方針のようですね。
打線も5年目になる若手のアンソニー・リッゾ(25歳:率.286/本32/点78/OPS.913)を中軸に20代の若いメンバーが多く、波に乗れば台風の目になりそうな布陣です。
打てるSSのスターリン・カストロ(24歳、率.292/本14/点65/OPS.777)もいます。2人ともオールスターに出場。チームとは長期契約で、今後ともチームの顔として活躍が期待されています。
あとは、昨年のロイヤルズの42歳ラウル・イバネスのようなベテランの存在があれば、一気に10月のポストシーズンも夢ではありません。
いずれにしてもナショナルリーグを代表する人気チームですが、今季は、和田の存在もあって日本でもテレビ中継が増えそうなので楽しみです。メジャーで2番目に歴史のあるリグレーフィールドは雰囲気も有りますからね。