ナ・リーグは、残り2試合になっても地区優勝が決まっているのが東部地区のブレーブスだけという大混戦。
MLB2018
元巨人のマイルズ・マイコラスが18勝目
中部地区はカブスとブルワーズ。西部地区はロッキーズとドジャース。地区優勝をかけた激戦は最終戦までもつれ、場合によっては、もう1試合(163試合目)が行われるかもしれない状況になっている。
そんな中でカージナルスのマイルズ・マイコラスが29日(日本時間30日)、敵地でのカブス戦に先発登板し18勝目を飾った。
マイコラスは、8回を99球(ストライク73)、被安打5、奪三振6、無四球、失点1(自責点0)の好投で、2対1の勝利に貢献。カージナルスは3連勝してドジャースが2連敗すればワイルドカードによるポストシーズン進出が可能だが、勝負のかかった大一番で、圧巻の投球、首の皮一枚のチームに望みをつなげる1勝だった。
これでハーラートップタイの18勝目。マックス・シャーザー(ナショナルズ)、ジョン・レスター(カブス)と並んで最多勝利投手のタイトルを獲得しそうだ。4敗しかしておらず勝率.818はリーグトップを誇っている。
読売ジャイアンツからメジャーにカムバックした今季は、シーズンを通して好調をキープ。開幕から6連勝。終盤も9月は5連勝、そのうち3試合がハイクオリティスタート(7回を自責点2以下)。これで投球回数も200回2/3イニング(リーグ6位)と大台を越えた。
防御率も2.83(リーグ4位)、WHIP1.07(リーグ5位)。与四球率(BB/9)ではリーグ1位の1.30だ。32試合の登板で与えた四球が36という制球力の良さが光った今季のマウンドだった。
マイコラスはこれまで12年に2勝(1敗)、14年に2勝(5敗)しかしておらず、すべてにおいてキャリアハイのシーズン。 故障者が続出した先発陣の中で、2ケタ勝利を挙げているのはマイコラスだけ。まさにローテーションの柱となる活躍を見せた。