MLB移籍情報
2015年FA市場のビッグ3といわれていた右腕ジェームズ・シールズが 、自宅のあるサンディエゴが本拠地のパドレスと合意した。
James Shields, @Padres reportedly agree to 4-year deal plus option. http://t.co/YqeUZ8H4Fe Club has not confirmed. pic.twitter.com/omF2fHALUh
— MLB (@MLB) 2015, 2月 9
契約の規模は4年7200から7600万(85億-92億円)程度と伝えられ、正式契約はフィジカルチェックの結果待ちという。
ここでも以前にお伝えしたとおりシールズは、自宅のある西海岸の移籍を強く希望していた。しかし、高額の為、一度はオファーの金額を提示したといわれていたサンフランシスコ・ジャイアンツなどは合意に至らなかった。
この金額は、当初伝えられた4年1億ドルという内容から比べれば低く、シールズはホームタウンディスカウントを受け入れたものと思われる。
新GMの就任で、リーグ最低の打線をテコ入れし、マット・ケンプ、ウィル・マイヤーズを獲得。例年に無く精力的なストーブリーグを展開したパドレスだが、打線と共にピッチングスタッフの補強にも乗り出した。
予想されるパドレスの先発ローテーションは以下のとおり。
- ジェームズ・シールズ (防御率3.21/FIP3.59/WHIP1.18)
- アンドリュー・キャッシュナー (防御率2.55/FIP3.09/WHI1.13)
- タイソン・ロス (防御率2.81/FIP3.24/WHIP1.21)
- イアン・ケネディ (防御率3.63/FIP3.21/WHIP1.289)
前回も書きましたが、投手力は中程度のパドレスが、キャッシュナーとケネディの前にスターターの軸を置く布陣になった。
先発5番手あたりには、復活が期待されるジョシュ・ジョンソンとブランドン・モローのベテラン2人に、若いオドリサメル・デスパイネ、ロビー・アーリンが争うことになりそうだ、ということです。
《ジェームズ・シールズ》
◆2014年シーズン
227.0イニング、防御率3.21、14勝8敗、奪三振180、WHIP1.18、FIP3.59
パドレス本拠地のペトコパーク自体はMLBでも3本の指に入る投手有利の球場。シールズはレイズ時代のア・リーグ東地区からロイヤルズが所属の中部地区に変わり成績がアップ。
東地区はヤンキースタジアムやフェンウェイパークなど打者有利の球場が影響しているという分析もあり、ペトコパークというパークファクターもシールズにとって契約合意の要因になったかもしれません。