右の主砲をさがしていたマリナーズが2014年のア・リーグ本塁打王であるネルソン・クルーズと4年総額5800万ドルで合意したと、複数の米メディアが伝えている。
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これで、岩隈のトレード説は否定され、ほぼ無くなったというのが米メディアの見解だ。
【ニュース】マリナーズが待望の長距離砲を獲得へ! N.クルーズと4年契約合意http://t.co/ZixQva0irD pic.twitter.com/VoFwLHvFOc
— MLB日本公式サイトMLBjp (@MLBjp_GYAO) 2014, 12月 2
シアトル・マリナーズ打線は得点634が両リーグ19位、ア・リーグ12位と低迷。得点源である中軸もロビンソン・カノーとカイル・シーガーが左打者で、打線のラインナップが左打者に偏っていた。
このウィークポイントを埋めるために右の中軸を打てる打者を物色してました。今季加入のコリー・ハート、ケンドリス・モラレスが期待はずれだった。
そこでビリー・バトラー、ラッセル・マーティン、ハンリー・ラミレス、ビクター・マルティネスなどトップクラスのFA選手の獲得に乗り出していましたが成功しなかった。
クルーズに関しては、禁止薬物であるPED(パフォーマンス向上薬)問題で多くのチームが手を引いたことに加えて、同じドミニカ出身のロビンソン・カノーの誘いも少なからず影響したのかもしれない。
■ネルソン・クルーズ成績■
2014年は159試合に出場し、打率.271、本塁打40、打点108、出塁率.333、長打率.525、OPS.858という成績で、本塁打はリーグ1位、打点はリーグ3位、長打率はリーグ5位、OPSはリーグ10位。オリオールズでは、ホームよりロードでの数字が良く打率.289(315-91)、本塁打25、打点68、OPS.930。
対アストロズのミニッツ・メイド・パークでは打率.342、OPS1.029、レンジャーズのグローブライフ・パークでは打率.294、OPS.911と相性が良く、レッドソックスのフェンウェイパークでも相性が良かったようです。