ボストン市民に勇気を!レッドソックス優勝
レッドソックスが2007年以来、6年ぶりにアメリカンリーグ東地区の優勝を決めた。7回目の地区優勝。
昨シーズの20年ぶりの地区最下位から復活を果たした。その歓喜のマウンドにはクローザーとして日本人投手上原浩治がいた。
BOSTON STRONG
ボストンストロングとは4月に起きたマラソン爆破テロ事件に立ち向かうという市民の気持ちを表す言葉だ。
ボストンを本拠地とするレッドソックスもボストン・マラソンのテロ事件以降、この「BOSTON STRONG」を合言葉に戦った。
「ペイトリオッツ・デイ(愛国者の日)」に起こった悲惨な事件で動揺した市民を勇気付けるかのように・・・。
そして地区優勝。 先発投手ほど騒がれませんが、上原と田澤。そんな激動の1年を送っているボストン市民に日本人選手が勇気を与えているとしたら嬉しい事です。
おめでとう上原、田澤。
4月の第3月曜日は、マサチューセッツ州ではペイトリオッツ・デイ(愛国者の日)として、州の祝日と定められています。
歴史的には、1775年4月19日に米独立戦争が始まったことを記念する祝日であり、事件が起きたボストン・マラソンは、毎年ペイトリオッツ・デイを記念した、ボストン市民にとっては「春の訪れ」を祝う行事のひとつになっています。
「ペイトリオッツ・デイ」のレッドソックス戦は、毎年、午前11時に試合が始められることが伝統となっています。1年に2430ある大リーグの試合(ポストシーズンは除く)の中でも、午前中に試合が始められるのは、ボストンの「Patriots Day Game」だけ。
なぜ、この試合だけが朝に始められるのかというと、それは、ボストン・マラソンで、フェンウェイパークの近くを通過するランナーたちを試合後に見てもらうためです。
そんな日にあの悲惨な事件は起きました。