MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

メジャーリーガー上原浩治が10年ぶりに巨人軍復帰

 

シカゴ・カブスからフリーエージェントになっていた上原浩治が2008年以来、10年ぶりに巨人に復帰する。スポーツ報知をはじめ複数のメディアが報じている。

 

契約内容は明らかになってないが、9日にも正式契約を結び、近日中に都内で入団会見が行われるもよう。

 

 

42歳の右腕は、5日に帰国後、鹿取GMと水面下で交渉を続け合意した。

 

背番号は、レッドソックスなどメジャー4球団を含め、19年間つけてきた「19」から「11」になる。

 

メジャーリーグで436試合に登板。22勝26敗、95セーブ、防御率2.66、FIP2.85、WHIP0.890。

 

奪三振572、SO/9(9イニング換算の奪三振率)は10.7。BB/9(9イニング換算の与四球率)は1.5。どれをとっても同時代のリリーバーとしてトップクラスの数字だ。

 

 

上原浩治

 

 

2013年の夏からポストシーズンにかけての活躍は鮮烈で忘れられない。ここでも何度か紹介した。

 

開幕直後の2013年4月15日に起きたボストンマラソンでの爆弾テロ事件。その悲惨な事件で沈んだボストン市民を勇気づけたワールドシリーズ制覇だった。前年最下位のチームが夏以降、勝ちまくった。

 

その「ボストン・ストロング」を合言葉に戦ったチームの輪の中心に上原はいた。日本のMLBファンとして誇りに思った。

 

 

上原浩治

 

 

上原は、リーグのチャンピオンシップではMVPに輝き、最高勝率同士の戦いとなったカージナルスとのワールドシリーズでは、95年ぶりに本拠地フェンウェイ・パークでのワールドシリーズ優勝を果たした。

 

次の年にはオールスターゲームにも選出された。フェンウェイパークで「スウィートキャロライン」の後に出てくる上原はカッコ良かった。

 

あの背番号「19」をもう見られないと思うと寂しい気がする。