ブリュワーズはパドレスからFAとなっていたゲイリー・サンチェス捕手と1年700万ドルと2年目が相互オプションになる契約を結んだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマンら複数のメディアが伝えている。
MLB契約情報
ドミニカ共和国出身のサンチェスは31歳。メジャー9年741試合で通算173本塁打。通算本塁打率5.9%は大谷翔平が同6.0%だから、それだけで比較すると遜色がない長距離ヒッターだ。昨季も2球団トータル72試合で打率.218、19本塁打(7.1%)、46打点、OPS.792。
ただし、通算打率.229と波が荒く、ヤンキース時代は正捕手として守備の拙さも指摘されていたが、守備の方はキャリアを重ねて向上し昨季は守備防御点でキャリアハイの+7をマーク。
ブリュワーズでは正捕手のウィリアム・コントレラスの控え捕手や指名打者としての起用が考えられる。
打席数によるが、年俸700万ドルの控え捕手でシーズン20本以上打てばチーム本塁打数MLB全体24位だった非力なブリュワーズ打線にインパクトを与える補強になるかもしれない。
FA捕手のWARランキング
※ RANK/氏名/(年齢/rWAR)
①ゲイリー・サンチェス(31/WAR+2.4)
②ミッチ・ガーバー (33/+2.1)マリナーズと2年2400万ドル
③トム・マーフィー (33/+1.2)ジャイアンツと2年825万ドル
④ビクター・カラティニ (30/+0.7)アストロズと2年1200万ドル