オリックスバファローズからポスティング・システムを利用してドジャースと12年総額3億2500万ドルでメジャー契約した山本由伸の詳細な契約内容をAP通信が報じている。
MLB契約情報
総額3億2500万ドルはTWPの大谷翔平を除けば投手史上最高額。ただし、年平均額ではゲリット・コールを下回る。12年契約も投手では最長。
オプトアウトの詳細
この12年契約には2つのオプトアウト権(6年目終了後と8年目)が盛り込まれていることも判明していたが、それに関しても詳細が判明。
2024年~2029年までにトミー・ジョン手術を受けるか、もしくは右肘の故障で負傷者リストに134日間連続で入った場合は、オプトアウトの権利は8シーズン後の2031年と10シーズン後の2033年となる。
トミー・ジョン手術を受けず、右肘の故障で134日間連続での負傷者リストもなければ、先に報道されていた通り6シーズン後の2029年と8シーズン後の2031年にオプトアウトできる。
トレード拒否権はないが、トレードされたシーズン終了後に契約を破棄できる。シーズンオフにトレードされた場合は翌シーズンのワールドシリーズ終了後に破棄できる。
また、本人の同意なしではマイナーリーグへの降格はできない。上原浩治の場合は、バスタブ付きのホテルという条件もあったようだが、山本の場合、遠征時のホテルはスイートルームだという。
支払われる年俸の内訳
2024年:500万ドル
+2024年2月契約ボーナス2000万ドル、7月3000万ドル
2025年:1000万ドル
2026年:1200万ドル
2027年:2600万ドル
2028年:2600万ドル
2029年:2600万ドル
2030年2900万ドル
2031年:2900万ドル
2032年:2800万ドル
2033年:2800万ドル
2034年:2800万ドル
2035年:2800万ドル(39億円)
ちなみに1000万ドルは現在のレートで14億2000万円。2800万ドルが約38億円。
5000万ドルのサイン(契約)ボーナスは、今年2月1日までに2000万ドルを受け取り、残りは7月1日までに支払われる。
山本のCBT(ぜいたく税)の対象になるサラリーは2708万3333ドル。ちなみに大谷は4608万1476ドル。