ア・リーグ二冠王でリーグMVPのアーロン・ジャッジが来季もピンストライプのユニフォームを着ることになったようだ。
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アーロン・ジャッジがついに決まる!
ジャッジがヤンキースと合意した契約内容は、9年総額3億6000万ドルの超大型契約。年平均(AAV)で4000万ドル。やっぱり残留かという個人的には予想通りの結果に落ち着いたので安心した。
オフに入っても生まれ故郷に近い西海岸の球団との争奪戦も報道されていた。ジャイアンツや一部でドジャースやパドレスも参戦したという噂もあったが、最後は所属していたヤンキースとの残留を決めたようだ。(大体そんな気がしていた)
ジャッジは30歳。今季は、157試合に出場して打率.311、62本塁打、131打点、16盗塁、OPS1.111というキャリアハイの成績だった。ここでも何度か紹介したが、開幕前にヤンキースから提示された7年2億1350万ドルの契約延長オファーを拒否して勝負の年(契約更改イヤー)に最高の成績を残した。
ブライス・ハーパーがフィリーズと結んだ13年3億3000万ドルを超え、FA史上最の選手になった。また、野手としてAAV4000万ドルの大台に乗った初めての選手だ。
All. Rise.
— MLB (@MLB) December 7, 2022
Aaron Judge, Yankees are reportedly in agreement on a 9-year deal, according to MLB Network Insider @jonmorosi. pic.twitter.com/5xxG6cmjGP
投手は別にしてポジションプレイヤーで最高給というプレッシャーもあるだろう。ニューヨークのメディアは辛らつだから今季に準ずるような数字を残さないと「史上最高額の不良債権」と書かれる。そうならないように頑張ってほしい。
ジャッジは、苦労している生い立ちだが、温かい家庭で育てられ、人柄も良いので、周りの人間(支援者)たちがサポートしてくれて大丈夫だと信じたい。
どこかの選手のように大型契約の後にいきなりドーピングで出場停止になって、ファンをガッカリさせるような選手にはならないだろう。
なお、公式サイトの情報ではジャッジは来季からヤンキースのキャプテンに就任。ヤンキースのキャプテンはデレック・ジーター以来。過去にはベーブ・ルース、ルー・ゲーリッグ、ロン・ギドリーといったレジェンドたちが務めてきた。
名門チームのキャプテンという称号も付いてヤンキースを背負ってプレーするジャッジ。ユニフォームに「C」のマークを付けたジャッジを早く見たい気がしてきた。