MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【MLB移籍情報】レンジャーズとツインズ間でトレードが成立!

ロックアウト解除後、予想されたことだが怒涛のホットストーブが繰り広げられている。その中から個人的に注目の移籍情報をお届けしたい。

 

 

MLB トレード情報

 

ともに地区最下位に甘んじたレンジャーズとツインズ間でトレードが成立。レンジャーズはアイザイア・カイナーファレファ内野手と若手のマイナー投手ロニー・エンリケスの2名を差し出してツインズから正捕手候補のミッチ・ガーバーを獲得した。

 

 

ロックアウト前にコーリー・シーガーマーカス・セミエンと大型契約したレンジャーズは、噂があったとおりカイナーファレファをトレード要員として放出した。

 

 

ハワイ出身で今月の後半に27歳になるカイナーファレファは2018年のデビュー。2020年にはゴールドグラブ賞を受賞するなど、好守には定評があった若手だったので、ちょっと残念な気もするが、シーガーやセミエンという大物内野手2人に押し出された。

 

 

ツインズではFAになったアンドレルトン・シモンズ遊撃手の穴を埋める存在だが、打撃面でパワー不足((8本塁打OPS.670)を改善するのが課題だろう。

 

 

ロニー・エンリケスは21歳右腕。A+級とAA級で合計21試合(うち16先発)に登板して防御率4.71、105奪三振を記録。90キロ台後半の球威が魅力で、ツインズの球団別プロスペクト・ランキングでも20位にランクされている。

 

 

レンジャーズがそれなりの対価を払って獲得したのは、31歳のミッチ・ガーバー。メジャー3年目の2019年に93試合で31本塁打、67打点、OPS.995と大ブレイクしてシルバースラッガー賞を受賞したが、その後の2年間はケガに泣かされた。

 

 

昨季は68試合で本塁打13、OPS.875。ポテンシャルはあるだけに今季はヘルシーで120試合はマスクをかぶってほしい。レンジャーズは彼と29歳でキャリア5年目(サービスタイム2.063)のホゼ・トレビーノの控え捕手になる。

 

 

 

 

レンジャーズの40人枠は現時点で39人で、もう一人は先発投手か外野手だろう。

 

 

先発投手はジョン・グレイと左腕のマーティン・ペレス(1年400万ドル)で獲得しているが、他にはデーン・ダニングだけという寂しい状況で、もう1枚ほしい。ブレーブスからFAの左腕のドリュー・スマイリー(11勝4敗、防御率4.48、FIP5.11)あたりはどうだろうか?