MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【MLB移籍情報】加藤豪将がブルージェイズとマイナー契約

メジャーリーグロックアウト中のためマイナーリーグの情報しか入ってこないが、久々に日本人選手関連のニュースが入ってきたようだ。

 

MLB移籍情報

 

現地時間1月4日(日本時間5日)、ブルージェイズパドレスからフリーエージェント(FA)となっていた加藤豪将マイナー契約を結んだことを正式発表した。

 

 

 

この嬉しいニュースはさっそくMLB公式サイトの日本語版でも紹介しているが、加藤のカテゴリーは「ユーティリティ・プレーヤー」で、本来は二遊間が本職のスキルプレイヤーだが、昨年はパドレス傘下の3Aエルパソで二塁43試合、一塁41試合、左翼22試合、三塁2試合、右翼1試合、指名打者7試合に出場。

 

希望が持てるのは3Aクラスで114試合に出場して打率.306、8本塁打、42打点、8盗塁、出塁率.388、長打率.474、OPS.862という実績があることだ。数字がものを言うプロの世界だけに、今季は初の40人枠入りでメジャーデビューが期待できる位置まで上り詰めている。

 

 

加藤は27歳。2013年ドラフト2巡(全体66位)指名でヤンキースから指名を受けてプロ入り。2018年に2A、2019年途中には3Aへ昇格したが、メジャーには到達できず、2019年シーズン終了後にFAとなってマーリンズマイナー契約を結んだ。

 

しかし、マーリンズでもメジャー昇格を果たせず、2020年シーズン終了後に再びFAとなって今度はパドレスマイナー契約している。

 

カリフォルニア州マウンテンビュー生まれで両親とも日本人。3歳で神奈川県へ移り住むが、両親の仕事の関係で2000年7月に5歳で再渡米しサンディエゴに移住。

 

元々は右打ちだったが、マリナーズで活躍するイチローに刺激を受けてスイッチヒッターに転向。現在は右投げ左打ち。課題だったパワーも付いてきた。

 

今回のマイナー契約にはメジャーのスプリング・トレーニングへの「NRI」(招待選手)としての参加が含まれている。川﨑宗則の時のように40人枠や開幕ベンツ入り(26人枠)は厳しい壁かもしれないが、調子が良ければシーズン中の昇格は十分に期待できそうだ。

 

 

 

▽記事参考/引用

 

http://www.mlb.jp/category/news/#46606