若い選手たちの活躍を見るのは楽しいものだ。若手有望株(プロスペクト)たちは各球団にとっても“宝”のような存在だろう。MLB公式サイトの「MLBパイプライン」が2024年シーズン前の「ポジション別プロスペクト・ランキング・トップ10」を発表している。
prospects for 2024
MLB2024 ポジション別プロスペクト・ランキングTOP10
左右の投手たちと捕手のランキングが発表されている。
右腕《RHP》
1 ポール・スキーンズ(パイレーツ)
2 ジャクソン・ジョーブ(タイガース)
3 ケイド・ホートン(カブス)
4 アンドリュー・ペインター(フィリーズ)
5 ジェイコブ・ミジオロウスキー(ブリュワーズ)
6 レット・ローダー(レッズ)
7 ミック・エイベル(フィリーズ)
9 ディラン・レスコ(パドレス)
10 ノーブル・マイヤー(マーリンズ)
左腕《LHP》
1 カイル・ハリソン(ジャイアンツ)
3 ロビー・スネリング(パドレス)
4 ノア・シュルツ(ホワイトソックス)
5 アンソニー・ソロメト(パイレーツ)
6 カーソン・ワイゼンハント(ジャイアンツ)
7 ジャクソン・フェリス(ドジャース)
8 トーマス・ホワイト(マーリンズ)
9 ロバート・ガッサー(ブリュワーズ)
10 ジョーダン・ウィックス(カブス)
捕手《C》
1 イーサン・サラス(パドレス)
2 サミュエル・バサロ(オリオールズ)
3 ジェファーソン・クエロ(ブリュワーズ)
4 ハリー・フォード(マリナーズ)
6 ドールトン・ラッシング(ドジャース)
7 ブレイク・ミッチェル(ロイヤルズ)
8 モイゼス・バレステロス(カブス)
10 ディエゴ・カルタヤ(ドジャース)
右腕投手で1位に選出されたのは、昨年のドラフト全体1位指名でパイレーツに入団したポール・スキーンズ。平均99マイル、最速102マイルに達する4シームが最大の武器で、4シームと大きく変化するスライダーで空振りを量産している。早ければ今季中にもメジャーデビューの可能性があるということだ。
左腕で1位に選ばれたのは、ジャイアンツのカイル・ハリソン。2020年のドラフト3巡の22歳で、すでに昨年8月にメジャーデビューしており、7試合に先発して1勝1敗、防御率4.15、34.2イニングで35奪三振をマーク。今季は先発ローテーションの一角として定着が期待されている。
プロスペクト左腕トップ10にランクインした選手のなかでは、3位のロビー・スネリング(パドレス)、5位のアンソニー・ソロメト(パイレーツ)、6位のカーソン・ワイゼンハント(ジャイアンツ)、9位のロバート・ガッサー(ブリュワーズ)らが今季中のメジャーデビューを期待されている。
捕手では3位に選ばれたジェファーソン・クエロ(ブリュワーズ)が、マイナーのゴールドグラブ賞を受賞しており、今季中にメジャー昇格の可能性があるらしい。
1位に選ばれたイーサン・サラス(パドレス)はベネズエラ出身の17歳で昨年1月に契約金560万ドルでパドレスに入団。プロ1年目で早くも2Aクラスまで到達した逸材といえる。
2位のサミュエル・バサロ(オリオールズ)はドミニカ出身の19歳。
サラスもパサロも将来楽しみな10代捕手だ。大きなケガをしないことを祈りたい。
MLBパイプラインによるプロスペクト・ランキングは、このあと一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手と外野手が発表され、最後に全体トップ100位。チーム別30位などが公表される予定になっている。
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