MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【MLB移籍情報】筒香嘉智がパイレーツとメジャー契約か?

ドジャース傘下のマイナー球団3Aオクラホマシティーから契約解除された筒香嘉智外野手が日本時間16日、パイレーツとメジャー契約でサインするという情報が流れている。

 

契約はメディカルチェックを経て正式に成立し、近日中に球団から発表される模様だ。

 

 

 

 

レイズ、ドジャースに続いて3球団目の移籍

 

15日深夜の民放スポーツニュースでも筒香プロ野球時代の恩師に当たる中畑清氏が、「帰国しないで1年間はメジャーで勝負していく」ことを筒香本人が決意していると明かしていた。

 

今回のパイレーツとの契約は、その発言を裏付けるものだ。

 

 

パイレーツの現状は?

 

パイレーツは、ナ・リーグ中部地区で42勝6敗・勝率.356と最下位に低迷し、すでに来季以降を見据えた戦いに入っている。

 

トレード期限前にもアダム・フレイジャーなど内外野の数名をトレード。デプスを見ると外野の中堅手には打率.309、21本塁打OPS.931のライアン・レイノルズがいるものの両翼に人材が手薄。

 

右翼手のグレゴリー・ポランコは打率.201、左翼手のベン・ギャメルはメジャー6年目だが、実績はそれ程ない選手で、しかも今月6日と14日に右太もも裏を痛めて負傷者リスト(IL)入りしており、外野の両コーナーはレギュラーが決まっていない状況だ。

 

筒香には左翼手としてのポジションが用意されているようなもので、筒香がここでインパクトのある結果を残すと来季以降も契約延長で残留できる可能性が拡がる。

 

これまでのレイズやドジャースと違って選手層や球団の目指す位置が違うので、筒香には気楽にプレイできて良い環境かも知れない。

 

今季、筒香がマイナーで残した43試合、打率.257、10本塁打、32打点。8月の(10試合)、打率.378、2本塁打、11打点のパフォーマンスを続ければ正外野手としてのチャンスは拡がる。

 

かつては1993年から2012年まで20年連続で負け越しという不名誉な記録を作った球団で、NFLピッツバーグ・スティーラーズは強豪だが、野球は聞いたこともない弱小球団というイメージがある。

 

 

ホームのPNCパークのライト後方にはアレゲニー川が流れており、場外弾を打つとその川に飛び込むのが名物だが、今季はオフに強打のジョシュ・ベル(2019年に3本塁打)を放出したので、筒香には、まだ数本しか出ていない川に打ち込むj豪快な“スプラッシュ弾”を期待したい。