いまやメジャーを代表する投手といっても過言ではないダルビッシュ有の事だから勝利投手になっても特に珍しいことではないが、パドレスに移籍後、初勝利ということで記しておきたい。
MLB2021 ダルビッシュ有が移籍初勝利
サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は現地時間4月12日(日本時間13日)、敵地でのピッツバーグ・パイレーツ戦に今季3試合目の先発登板。
7回を失点1のハイクオリティスタート(7イニング以上を投げて2自責点以下)でチームを勝利に導いた。
1点の先制点をもらって上がった1回裏の立ち上がりは三者凡退でシャットダウンイニングを作ったが、3回は2死から許した安打で出塁されると、暴投で進め2番フィリップ・エバンスに二塁打を打たれて同点にされた。
4回、5回は三者凡退。1対1の同点で迎えた6回にウィル・マイヤーズが特大の2ランでダルビッシュを援護射撃。さらにコンビを組むビクター・カラティニ捕手のタイムリーで好投を続けるダルビッシュに3点をプレゼントした。
7回にも2点を追加してもらい5点リードで迎えた7回は相手打線を三者凡退に仕留め、勝利の権利を持ってマウンドを降りた。
Other pitches move. @faridyu's pitches dance.#HungryForMore pic.twitter.com/YO1TYAgM0A
— San Diego Padres (@Padres) April 13, 2021
ダルビッシュは7回95球(ストライク63)、被安打3、失点1、与四球1、奪三振6の好投でチームを勝利に導いた。今季初勝利で防御率は3.06、WHIP0.96、奪三振は19になった。
試合前日のブログでダルビッシュは「今日の試合(現地時間11日)は先発投手が初回にアクシデントで降板してしまい、たくさん中継ぎを使ってしまっているのでとにかく1人でも多くアウトを取りたいと思います」としていたが、そのとおり今季最長の7回を投げ切って。フル稼働だったブルペン陣に余裕を与えることができた。
パドレス4連勝、次はドジャース戦か?
これでパドレスは4連勝。大方の予想通りドジャースをピタリと追走している。次節では本拠地にそのドジャースを迎える。ダルビッシュも古巣相手に17日か18日の登板が濃厚だ。