MLB契約情報
タイガースがロビー・グロスマン外野手を獲得
タイガースは5日(日本時間6日)、アスレチックスからフリーエージェント(FA)となっていたロビー・グロスマン外野手と2年契約で合意した。
Let’s start 2021 the right way!
— Detroit Tigers (@tigers) January 6, 2021
We’ve signed OF Robbie Grossman to a two-year contract. pic.twitter.com/pfFtcnQDHA
MLB公式サイトによると、契約は、2年総額1000万ドルで、21年と22年の年俸はそれぞれ500万ドル。これに各シーズンで最大50万ドルのインセンティブが付く内容になっている。
同サイトによると球団再建期のデトロイト・タイガースがFAの複数年契約を結ぶのは15年オフ以来5年ぶりだという。
通算出塁率.350の外野手グロスマン
グロスマンはメジャーキャリア8年目の31歳。08年のMLBドラフト6巡目(全体174位)でパイレーツが指名。
13年4月にアストロズでメジャーデビュー。その後、インディアンス、ツインズ、アスレチックスを経てタイガースで6球団目。
ツインズやアスレチックスの1年目はレギュラーの外野手として左翼を中心に出場していたが、ツインズ1年目の16年のOPS.828が最高成績で、外野手に求められる長打力という点では、この年の11本塁打が最高成績だから、物足りないものがある。
スイッチーヒッターで昨季は対右投手からOPS.878と高い数値だったが、これもシーズンごとに変化している。
守備は右翼が圧倒的に多いが、16年8失策、守備率.940、DRS -21。17年守備率.935とあまり期待できない数値だ。
特徴は出塁率の良さで、キャリア通算.350と高いことだろう。通算打率は.252と外野手としては並みのクラスなので、選球眼の良さが目立つ選手といえそうだ。
昨季は51試合に出場して打率.241、8本塁打、23打点、8盗塁、出塁率.344、OPS.826をマーク。
昨年の夏にアスレチックスで攻撃力および防御力で大幅な改善を示しており、MLBが完全な162試合のスケジュールに戻ることを目指している21年シーズンでは、デトロイトでこれらのパフォーマンスの再現が期待される。
若手と超ベテランとのつなぎ役としての存在感が求められる
チームのレジェンドで、12年の三冠王ミゲール・カブレラ以外は、すべて20代だった打線だが、そこに31歳のグロスマンを加えることで、若手とレジャンドとのクラブハウスでの「つなぎ役的な存在」も彼に求められているミッションかもしれない。
選球眼の良さを買われて打線では1、2番を打つことが予想される。もう少し長打力をつけたいところだ。
▽Information source
http://www.mlb.jp/category/news/#38600