MLB移籍情報
リンドーアの引き留め交渉、契約延長は金銭的に至難
ストーブリーグの主役
毎年、オフになると移籍報道で話題になるインディアンスのショートストップ、フランシスコ・リンドーア。
17年から19年まで3年連続30本塁打達成。26歳の若さで既にオールスターゲームに4度、GG賞にも2度選出されたインディアンスが誇るミドルインフィルダー。
今季も60試合にフル出場、打率.258、6本塁打、OPS.750だった。通算ではメジャーキャリア6年間で打率.285、138本塁打、99盗塁、出塁率.346、長打率.488、OPS.833、rWAR28.4、OPS+117という遊撃手としてはハイアベレージを残している。
トライブは契約延長できるのか?
トライブのファンが固唾をのんで見守る彼の残留(契約延長)案件。彼が高額契約を要求した場合、残念なことにインディアンスはスモール・バジェットのためこの若い才能をを引き留めることは困難だと予想されている。
若さ、スピードと打てるミドルインフィルダーというのが最大の魅力だが、21年シーズン終了後にはフリーエージェント(FA)になるため今オフも既に彼の動向を予想する記事が「MLB traderumors」で掲載されていた。
それによるとヤンキース、メッツ、エンゼルスなどの11球団がリストアップされ、その可能性を探っている。ここではその記事をもとに個人的な見解も加えて紹介したい。
移籍の可能性がある球団は?
大物選手の争奪戦になると名簿に上がってくるのがヤンキースだが、グレイバー・トーレスは19年38本塁打をマークしたが、今季は打率.243、3本塁打でブライアン・キャッシュマンGMは彼がヤンキースの正遊撃手であるということを明言していない。ただ、D.J.ルメイヒュー二塁手が今季終了後にFAになりD.J.ルメイヒュー以外の選択肢は考えられず、リンドーアの獲得よりもD.J.ルメイヒューの残留交渉(契約延長)の方が優先事項だろう。
▼メッツ
球団の所有者がウィルポンからスティーブ・コーエンに代わるメッツは、積極的なオフシーズンになるはずで、リンドーアの獲得は新しいチームの話題になることは間違いないが、チームには24歳のアーメッド・ロザリオと22歳のアンドレス・ヒメネスがいるために可能性は薄い。
アンドレルトン・シモンズがFAになるエンゼルス。リンドーアを買収するかどうかに関係なく、彼らはおそらくこのオフシーズンに新しい正遊撃手を追加する可能性が高い。デ-ビッド・フレッチャーが遊撃を守れるので正遊撃手の獲得は最優先事項ではないが、リンドーアは1番打者がいないエンゼルスにとっては魅力的な選手でマイク・トラウト とアンソニー・レンドンとのラインナップを見てみたい気もする。
正遊撃手にダンズビー・スワンソンがいるがリンドーアを獲得した場合はスワンソンを三塁にコンバートする可能性もある。ブレーブスの内野手はオースティン・ライリーやヨハン・カマルゴは実績がなく、アデイニー・エチェバリアがFAになる。
▼レッズ
ブルージェイズからのウエーバーで獲得したフレディ・ガルビスはFA、若手24歳のホゼ・ガルシアがミドルインフィルダーとしてロースターに入っているが、リンドーアとは格が違い、レッズの新しいGMがトレードで説得力のあるパッケージをまとめることか出来るかどうかだ。
▼ツインズ
同地区ライバルなので成立する可能性は少ないが、リンドーアが移籍した場合、ホルヘ・ポランコをユーティリティとして起用できるようになる。大きなトレードを成立させるだけの十分な人材がマイナーにいるかどうかも大事になってくる。
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— MLB Trade Rumors (@mlbtraderumors) October 21, 2020