今季、大きく期待を裏切った感のあるロサンゼルス・エンゼルスだが、そんなチームに明るい話題といえばこの話題だろう。
先日、メジャー歴代5位の660号というマイルストーンに到達していたアルバート・プホルス内野手が、ホームでのレンジャーズ戦に「5番・指名打者」で先発出場。5回に左越え5号ソロを放ち、ウィリー・メイズを抜いた。今季初の1試合2本塁打を放ち、通算662本塁打として歴代単独5位に浮上した。
5th all-time for #5. 👏 pic.twitter.com/6UHQz1lz6Q
— Los Angeles Angels (@Angels) September 19, 2020
661 wasn't enough. pic.twitter.com/yhp5qwd06h
— Los Angeles Angels (@Angels) September 19, 2020
プホルスは7回にも左中間へ6号ソロ。今季初の1試合2本塁打でチームの勝利に貢献している。メジャー20年目で達成、今季40歳、スポーツ専門局ESPN(電子版)が報じたところでは来季以降の現役続行に意欲を示しめしていることから通算700号到達への期待が高まる。
2011年までカージナルスに在籍。同オフにエンゼルスと10年の長期契約を結び移籍したが、来季終了後に契約が切れる。通算700号はその契約の関係で厳しいかもしれないが、右打者では歴代最多となる通算669二塁打を達成。650本塁打&650二塁打は史上唯一の大記録だ。
チ ャリティ活動に熱心で、2000年1月に結婚したデイドル夫人の連れ子である娘のイザベラさんがダウン症児であるため、2005年、プホルス一家はダウン症児とその家族の生活を支援するための基金を設立した。それらの支援活動が高く評価され、2008年10月、「ロベルト・クレメンテ賞」がプーホルスに贈られた。
(今は少なくなったが)メジャーリーガーらしい人格と風格がある選手だ。
Pieces of history from a historic night. 🙌 pic.twitter.com/2h4SFwDapX
— Los Angeles Angels (@Angels) September 19, 2020