目立たない記録だが若手右腕ザック・ギャレン投手(ダイヤモンドバックス)の「デビューから23先発連続自責点3以下」というメジャー・タイ記録がストップした。
7日(日本時間8日)、ギャレンは敵地サンフランシスコでのジャイアンツ戦に先発登板。5回4失点で今季初黒星を喫した。これでギャレンは1勝1敗、防御率2.29、WHIP0.98、奪三振60、奪三振率9.82、被打率.190。
ギャレンは、2016年のMLBドラフト3巡目(全体106位)でセントルイス・カージナルスが指名。17年12月にはマーセル・オズーナとのトレードで、サンディ・アルカンタラ、マグネウリス・シエラ、ダニエル・カスタノと共にマイアミ・マーリンズへ移籍した。
メジャーデビューは19年6月のカージナルス戦。そこから23先発連続自責点3以下という安定感のある記録を更新していた。
After his start tonight, @zacgallen23 has tied the @MLB record with 21 games allowing 3 or fewer earned runs to start his career. 🔥 pic.twitter.com/uXEYDokCcz
— Arizona Diamondbacks (@Dbacks) August 23, 2020
今季も勝ち星には恵まれていなかったが、カッターを中心にナックルカーブを織り交ぜて安定感のあるマウンド。6先発で5先発がクオリティスタートだった。
今季のギャレン
7/26 4回、6K、1失点
7/31 6回、9K、1失点
8/6 6回、6K、2失点
8/11 7回、7K、2失点
8/17 7回、8K、1失点
8/22 6回、6K、1失点
「Baseball-Reference」が算出する総合指標WARでは、ギャレンが2.8でトップに立ち、ダルビッシュ2.5(3位)、デグローム1.8(6位)といったMLBを代表するエリートスターターたちを抑えて堂々たる数値をマークしている。