多彩な球種を操る制球力に指揮官も絶賛
シカゴ・カブスのダルビッシュ有が現地時間18日、本拠地で行われたセントルイス・カーディナルス戦に先発。8安打を浴びたが、6回を失点1、7奪三振の粘投でハーラートップの4勝目を飾った。
このマウンドにカブスのロス監督は「彼の投球は刺激的だ」として、「本当にたくさんの異なる球種に注意を払わなければならない。しかも、彼はそれらをストライクゾーンの両サイドに投げることができる。私が思うにこの男はプレミアなピッチャーだ」と絶賛。
Yu-dini. pic.twitter.com/Upxnzl4rsp
— Chicago Cubs (@Cubs) August 19, 2020
これで防御率1.80は両リーグ8位、K/BB(奪三振と与四球の比)6.80は7位、30.0イニングは10位。奪三振数34も10位。4試合連続でクオリティスタートを続けている。
Yu Darvish, Vicious 90mph Front Door Splitter. 🚪 pic.twitter.com/TSmNMdrNAS
— Rob Friedman (@PitchingNinja) August 19, 2020
ダルビッシュの球種は多彩だ。スタットキャストの分類以外にも現地メディアでは「11種類」を紹介している。
最速159キロ&平均151キロの4シームと2シーム。平均147キロの速いカッターと139キロの“緩い”カッター、スライダー、カーブ、ナックルカーブ、スローカーブ、スプリッター、チェンジアップ。
そして新たに開発した2シームとスプリッターの中間球“スプリーム”。
こうした球種をフレームに散りばめる制球力もアップしているように見える。気が早いが日本人投手初の「サイ・ヤング賞」に期待したい。