すでに一部の報道で流れている6月10日を目途にキャンプインして7月4日のアメリカ独立記念日に開幕する案が現実のものになるかもしれない。
スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」の記者ケン・ローゼンタールが伝えたところによると「公式のものではないが、地域別のスケジュールで7月に開幕する」というプランを現地11日(日本時間12日)、オーナー会議に提示して了承が得られれば12日(同13日)に選手会に提示するという。
Nothing is official, but MLB could start its season in July and feature a regionalized schedule.
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— The Athletic (@TheAthletic) May 10, 2020
このプランでは、なるべく移動による感染リスクを避けるために、ア・リーグとナ・リーグの両リーグの同地区が対戦する地域性の強い対戦カードが組まれることになる。
これにより、東海岸のチーム対西海岸のチームによる対戦はなくなることになる。筒香嘉智の所属するレイズの場合を例にするとア・リーグ東部地区に所属しているので、同地区のヤンキース(田中将大所属)やブルージェイズ(山口俊所属)、レッドソックス、オリオールズの4チームとナ・リーグ東部地区の5チーム(ナショナルズ、ブレーブス、メッツ、フィリーズ、マーリンズ)と対戦することになる。
試合数は同地区の4チームとは3連戦を4回(計12試合×4チームで48試合)、ナ・リーグの5チームとは3連戦を2回(6試合×5チームで30試合)対戦。これで合計78試合というプランになる。
この場合だと通常よりインターリーグの対戦が増える計算でヤンキース対メッツの「サブウェーシリーズ」。西部地区でもロサンゼルスにフランチャイズを置くドジャース対エンゼルスの「フリーウェイ・シリーズ」。ジャイアンツ対アスレチックスの「ベイブリッジ・シリーズ」など、ファンにとってもワクワクするような対戦が6試合になり通常のインターリーグより増えることになる。これは集客の上でもメリットかもしれない。
その上でポストシーズンは各リーグから7チーム(3地区の上位2チームとワイルドカード1チーム)が残り、第1ラウンド、地区シリーズというプランになっているという。
今後の新型コロナウイルスの感染拡大の推移を見ながらのプランだが、ロスターなども過密日程から来る選手の負担増を考慮して40人枠から50人枠に拡大する予定だという。
当初は無観客試合が予想され収入面での減収は覚悟しなければならないが、選手たちへの給与の支払いがどうなるか、選手会との話し合いは難航するかもしれない。
🔽記事参考
https://www.zakzak.co.jp/spo/news/200511/bas2005110004-n1.html