MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

MLB開幕戦は早くても5月下旬「メモリアル・デー」までずれ込むと予想

 

MLB2020  

 

 

 メジャーリーグ機構(MLB)は月曜日、2020年のレギュラーシーズンの開始が日曜日の疾病予防管理センター(CDC)の要請によりさらに遅れることを発表した。

 

 これで4月初旬の開幕の可能性はなくなり、複数のメディアがメモリアル・デー(戦没将兵追悼記念日)にあたる日本時間5月26日ごろの開幕を予想している。

 

 昨日も紹介したが、CDCは、武漢肺炎(新型コロナウイルス)の感染拡大を受けて、今後8週間、50人以上の集会を中止するよう要請した。当初は、現地3月26日に予定していた開幕戦は、先週の木曜日の時点ですでに2週間延期されていた。

 

 MLB公式サイトのマーク・フェイサンドによるとMLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーは月曜日に30球団すべてと電話会議を行い、午後遅くに発表された声明で、リーグは開会日が「CDCからのガイダンスに従って延期される」と発表した。

 

声明の中で「MLBは2020年のスケジュールの計画に関する決定については、今後、数日および数週間以内にファンに最新情報を提供します」と述べ、その中で「できるだけ多くのゲームを開催」したい方針を伝えている。

 

USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールMLBネットワークのジョン・ヘイマンは、アメリカ国内での新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、メジャーリーグのレギュラーシーズン開幕がメモリアル・デーあたりまでずれ込む可能性があることを伝えた。

 

ただ、これも希望的観測で、実際の開幕は7月下旬までずれ込む可能性もあるようだ。ボブ・ナイチンゲールは自身のツイッターで、その可能性について言及。「コミッショナーのボブ・マンフレッドは午後に全球団との電話会議を開く。数人のGMは7月での開幕に備えている」とレポートした。

 

 

開幕戦

 

 

 これは昨日も触れたが、この8週間の自粛要請で、米4大スポーツのNBAプロバスケット)とNHL(プロアイスホッケー)のレギュラーシーズンの残りの全試合ができないことを意味し、MLBの最初の約25%にあたる40試合に影響を与える。

 

 NBAでは3月11日、ソルトレークシティーを本拠地とするユタ・ジャズの選手の感染が確認され、当日のゲームが開始直前にキャンセルになった。翌12日以降のレギュラーシーズンも中断されることになった。でもヤンキース傘下のマイナーリーガーの感染が報告されている。

 

 4大スポーツだけでなくプロテニスとゴルフは基本的に今後数週間中止され、ジョージア州オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブが舞台の4大メジャー選手権のひとつ「マスターズ・トーナメント」が延期になっている。

 

 さらに例年、5月上旬に開催される競馬のケンタッキーダービーなど、他の主要な米国スポーツイベントを計画通り開催できるかどうかについても深刻な事態になってきている。アメリカの感染者はすでに3400人を超えている。

 

 

▽Information source

 

https://apnews.com/0ad7a6f8d887cbd7e8b522f15d90b75b