MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

機構側と選手会がついに合意!再延期は撤回され「4.7」開幕へ

速報だが、メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会による労使交渉がついに合意した。

 

MLBMLBPAの労使協定が合意へ

 

現地10日(日本時間11日)、ニューヨークで機構(MLB)と選手会(MLBPA)が労使交渉を行い、新しい包括的労使協定(CBA)を締結することで基本合意に達した。

 

複数の米メディアが伝えているが、機構側が調停前ボーナスプールを年間5000万ドルまで引き上げるなど、金銭面でさらなる譲歩を見せたことにより、選手会は機構側が提示した条件を受け入れた。

 

これにより2022年のメジャーリーグのスケジュールは、オープン戦が日本時間3月18日、レギュラーシーズンは同4月8日にスタート、移籍市場もまもなく再開される見込み。

 

 

 

 

 

主に金銭面の条件について労使交渉が行われた。ここで機構側は「ぜいたく税」の上限ライン、「最低保証年俸」、「調停前ボーナスプール」の金額について、それぞれ提示額を引き上げて選手会に譲歩したようだ。

 

懸案事項だった「国際ドラフト」と「クオリファイング・オファー制度」については、交渉期限を7月25日(現地時間)まで延期して引き続き協議を重ねることで合意したということだ。

 

メジャーリーグ公式サイトによると、オープン戦は現地17日か18日(日本時間18日か19日)、レギュラーシーズンは現地4月7日(同8日)にスタートする見込み。レギュラーシーズンは162試合開催となり、開幕が1週間遅れる分は9イニング制のダブルヘッダーなどで消化される。

 

この合意を受けて旧労使協定が昨年12月1日に失効して以来、3カ月間に及んだロックアウトに終止符が打たれる。

 

今後は凍結されていた選手契約が可能となる。日本人選手ではポスティングシステムでメジャー移籍を目指す鈴木誠也の交渉、マリナーズからFAの菊池雄星の移籍交渉が再開される。