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マリナーズは開幕戦の地元開催を断念、キャンプ地と敵地での2案が浮上

 新型コロナウイルスの拡大が顕著なアメリカ西部に位置するワシントン州。それを受けてメジャーリーグの開幕にも影響しそうな事態になってきた。

 シアトルの地元紙「シアトル・タイムズ」(電子版)によるとシアトル・マリナーズが拠点を置くアメリカ西部のワシントン州のジェイ・インスリー知事が、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、同日にも州内の一部で250人超を集めるスポーツイベントやコンサートなどの開催を制限することを伝えている。

 これにより現地26日(同27日)のシアトル・Tモバイルパークでの開幕戦(レンジャーズ戦)が変更されることになった。マリナーズコミッショナーと代替日程について協議した結果、レンジャーズとの開幕4連戦と、31日からのツインズ3連戦を本拠地T-モバイル・パークで開催することを断念した。

 マリナーズのジョン・スタントン会長は、これらの7試合をキャンプ地で開催する案と、相手の本拠地であるテキサスとミネソタでホームゲームとして開催する案を検討しているという。どちらの案も前向きに受け止められて実現する可能性が高いようだ。

3月24日にスプリングトレーニングが終了した後もマリナーズアリゾナに残し、アリゾナ州のピオリア・スタジアムで開幕を迎える案は、アリゾナ州フランチャイズダイヤモンドバックスと、ピオリアのキャンプ施設をシェアしているパドレスの許可が必要になるが、両球団が協力的な姿勢を示してくれていることを明らかにしている。

 また、レンジャーズの本拠地テキサスの新スタジアム「グローブライフ・フィールド」での開幕もレンジャーズのジョン・ダニエルズGMは必要であれば新球場を貸し出す準備が整っていることを明言しているという。

マリナーズ ロゴ

 マリナーズには菊池雄星平野佳寿両投手が所属しているが、開幕第2戦は菊池雄星の先発登板がアナウンスされている。ワシントン州は全米の中でも新型コロナウイルスの流行が深刻で、記事によれば特にマリナーズの本拠地があるキング郡は感染者が多いという。

 ワシントン州は現在、29人の死亡を含む合計366のCOVID-19症(新型コロナウイルス)例を報告している。これを受けてシアトルの公立学校は明日から少なくとも2週間閉鎖されるという。

▽Information source

https://www.mlb.com/news/crowd-restrictions-to-impact-mariners-schedule

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