MLB移籍情報
パイレーツとダイヤモンドバックス（Dバックス）のトレードが成立した。このトレードでパイレーツは正中堅手スターリング・マーテイを放出する見返りとしてプロスペクト2名とインターナショナル・ボーナスプール（海外選手契約金枠）の枠25万ドル分を獲得している。
補強ポイントだった正中堅手を獲得したDバックスは、パイレーツから移籍金150万ドルも獲得。これでDバックスは二塁と中堅を兼任していたケテル・マーテイを二塁に専念させ、ニック・アーメイドと二遊間コンビを組ませ、中堅にスターリング・マーテイを置くセンターラインを完成させた。
マーテイはドミニカ共和国出身の31歳。15年、16年には「フィールディング・バイブル・アワード」を受賞。昨季は132試合に出場して打率.295、23本塁打、82打点、25盗塁、OPS.845。ファングラフスのWARで中堅手としてマイク・トラウトに次ぐ7.1。
マーテイはDef（守備防御点）でも中堅手としてMLB4位の6.7でトラウトやアストロズのジョージ・スプリンガーより高い数値を示している。
今季の年俸は1150万ドル、来季の契約は年俸1250万ドルのクラブオプション（またはバイアウト100万ドル）で出塁率.389のリーグを代表する中堅手を獲得できたことは、このオフで特筆すべきトレードになった。Dバックスでは1番打者としてチームに貢献することが期待される。
パイレーツが獲得したプロスペクト2名は、2019年ドラフト1巡目（全体33位）指名の右腕、ブレナン・マローンとドミニカ共和国出身の遊撃手、リオベル・ペゲーロ。ともに19歳。
