ナ・リーグ西部地区を首位独走中のドジャースがロイヤルズのリリーフ左腕ジェイク・ディークマンを獲得する可能性が浮上している。
フラッグディール・トレード情報
MLBネットワークのマーク・フェイサンド氏が伝えているところでは、ドジャースとブレーブスが最も真剣にトレード交渉を続けているという。
The Royals could be getting closer to trading Jake Diekman, according to a source. The Dodgers and Braves are believed to be two clubs showing serious interest in the lefty reliever.
— Mark Feinsand (@Feinsand) July 26, 2019
ただ、MLB.comのロイヤルズ担当ジェフリー・フラナガン氏はドジャースが最も積極的だが、ドジャース以外にもナショナルズやフィリーズも可能性があることを指摘している。
Dodgers appeared to be the frontrunner from the start. Diekman still on the Phillies’ and Nationals’ radar as well, per source. https://t.co/UE6uF3Ih0b
— Jeffrey Flanagan (@FlannyMLB) July 26, 2019
32歳のディークマン投手は今季、1年225万ドルの契約で合意。この契約は、2020年に双方が行使権を持つミューチュアルオプションで575万ドルが設定されており、オプション破棄の場合は50万ドルのバイアウトが付いている。
ディークマンは昨季、レンジャーズとダイヤモンドバックスで合計71試合に登板し、1勝2敗2セーブ、防御率はキャリアワーストの4.73。今季は48試合で防御率4.75と良くないがFIPは3.37、奪三振率13.6という高い数値を示している。
2017年の前半は慢性的な潰瘍性大腸炎のため直腸の切除手術で欠場したが、キャリア8年で413試合に登板、115ホールド、7セーブ。肘を下げたサイドスローからのクロスファイヤーが特徴的でスライダーとツーシームを武器に三振の獲れる左腕だ。
ドジャースには左腕のリリーバーとしてケイレブ・ファーガソンとフリオ・ウリアスがアクティブロースターに登録されているが、ファーガソンは2年目で実績がなく、ウリアスもどちらかというとローテーションの谷間を埋める先発投手タイプで、専門のリリーバーではない。
ワールドシリーズで2年連続で敗退しているドジャースだが、昨年オフには「ぜいたく税」を考慮した消極的な補強で、マット・ケンプ、ヤシエル・プイグ、ヤスマニ・グランダル、アレックス・ウッドを放出。
A.J.ポロックに4年5500万ドル、ジョー・ケリーに3年2500万ドルぐらいが目立った補強だった。