菊池雄星はNPB時代に所沢で一度見ただけだが、あの頃よりは体重が増えた感じがした。CS中継を録画で見たので、直接見るのとは違ってくると思うが、この数年間でどれだけ体が大きくなったのだろうか?
スプリングトレーニング(ST)のレッズ戦で初登板した菊池は、8人の打者に29球。腕がよく振れている印象でフォーシームは92マイルから最速で95マイルが出ていた。
まだまだSTの序盤なので相手の打者も振り切れていないということもあるが、1番のセンゼルや3番プイーグは差し込まれてライトライナー、ファーストゴロに倒れた。
シーズンで対戦するライバルのアストロズには、スプリンガーやアルトゥーベ、コレア、ブレグマン、グリエルなど右の強打者が多い。エンゼルスのトラウトもいるし、右打者との対戦を注意して観た。
MLB公式サイトの記事では2番の左打者ボットーを三振にとったカーブを大げさに紹介しているが、ボットーを打ち取ったボールは抜けていた。全体的に変化球は滑っていた。高めに抜けていた。ほかにカットボール3球やツーシーム1球を試投した。
Yusei Kikuchi out here making great hitters look silly. 😳 pic.twitter.com/LYdkGPlyqv
— MLB (@MLB) 2019年2月25日
アリゾナは乾燥しているので、菊池のホームであるシアトルや同地区の対戦相手レンジャーズのテキサス州アーリントンとは違い心配する必要はないかもしれないが、松坂大輔のように「滑るMLB公式球」を気にするタイプなら対策が必要かもしれない。変化球が滑って制球できなければ組み立てができない。
右打者のひざ元に沈むスライダーやタイミングを外すカーブの制球が今後の課題なのは誰もが感じたに違いない。
Yusei Kikuchi showed everyone what he's all about in his #MarinersST debut. pic.twitter.com/4WyD9rUubj
— Seattle Mariners (@Mariners) 2019年2月26日