シカゴ・カブスのダルビッシュ有が投球練習のようすを自身のインスタグラムで公開している。
昨年は8試合の登板で1勝3敗、防御率4.95に終わったダルビッシュ有。カブスとは6年総額1億2600万ドルというFA契約の1年目だっただけに、大きな期待を寄せた日米のファンにとっても不本意なシーズンだった。
スカッとするような圧倒的なピッチング、あの雄姿を見ることのできない苦しいシーズンだった。
動画を投稿しましたhttps://t.co/f5fNghaMVf
— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) 2019年1月21日
現地18日には、球団のファン感謝イベントに出席して「体調はもちろん、マインド的にもすごくいいので早くスプリングトレーニングが始まってほしい」と、手ごたえのあるリハビリを感じさせるコメントだった。
First bullpen of the year, getting ready for spring training! 👀🤩 @faridyu @Cubs #TMISportsMedicine pic.twitter.com/tsHo1kGow4
— TMI Sports Medicine (@TMISportsMed) 2019年1月21日
ダルビッシュは昨年5月に上腕三頭筋の腱炎で故障者リスト(DL)入り。その後、投球を再開したが、右肘の状態はさらに悪化。8月には「ストレス反応と上腕三頭筋の肉離れ」で6週間のノースローを命じられて再度DL入りした。
メディアによれば9月に骨棘(こっきょく)のクリーニング手術を受けた右肘については「今は不安は全くない」とコメント。TMIスポーツ整形外科クリニックもその映像をSNSで紹介している。さらに「来週から3、4回投球練習をする予定なので、普通に(2月に)キャンプインできる」とコメントしている。
今季、カブスの投手コーチに就任したトミー・ホトビー氏も米メディア「ジ・アスレチック」のインタビューで「彼は本当にいい状態だ。今は自信を取り戻し、春に取り組むプランを持って入り、毎日課題をこなし、前進し続けることだ」と、右腕の順調な回復ぶりを語っている。
指揮官ジョー・マドン監督も地元のラジオ局「ザ・スコア670」のインタビューに応え、「ユウについていい話しか聞かない」と順調な経過を強調。さらに「彼がいい投手なのは分かっている。先発5人の一角となれば、我々にとってとてつもなく大きな違い」だと話し、「本物の違いを生む男になれる」と期待を寄せている。
ファンの一人として今季のバウンスバックを期待している。
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