MLB2018
今季からメジャーリーグ機構(MLB)が授与することになった各球団のフロント関係者が対象のアウォード「最優秀エグゼクティブ賞」は、オークランド・アスレチックスのビリー・ビーン上級副社長に授与されることが発表された。
Keep the awards comin’!
— Oakland Athletics 🌳🐘⚾️ (@Athletics) 2018年11月6日
Congratulations to Billy Beane, MLB Executive of the Year! #RootedInOakland pic.twitter.com/Lmb4y6P2Zl
日本の大リーグファンには映画「マネー・ボール」などを通して最も有名なフロント関係者ではないだろうか。
こんな紹介は適切かどうかわからないが、今季がん治療のためにニューヨーク・メッツのGMを休職している元弁護士でアスレチックスのGMだったサンディ・アルダーソン氏の弟子がビリー・ビーン氏になる。
1997年10月にアルダーソン氏の後任としてアスレチックスのGMに就任。セイバーメトリクスを駆使し、無駄な要素を極力省きスモールバジェットのチームを強くした。
イチローがマリナーズにいた期間、ビーン氏のアスレチックスは強豪のイメージがあった。
ちょっと都合の良いデータかもしれないが、ビーン氏が1997年10月にGMに就任してから、2007年度シーズン終了時点までの10年間の勝利数は、ヤンキースとレッドソックスに次ぐアメリカン・リーグ3位の901勝だった。その後の10年間では、そこまで良くないが、それでも12年から3年連続でプレイオフに進出。
今季も97勝65敗で西部地区2位。ワイルドカードでヤンキースに敗れたものの3年連続最下位から一気にチームを立て直した。
昨日も紹介したが、アスレチックスは若い戦力も台頭し、マット・オルソン一塁手とマット・チャップマン三塁手の両コーナー・インフィルダーが、今季のゴールドグラブ賞を初受賞している。