MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

ニール・ウォーカーの加入でヤンキース打線はアップグレードに成功!?

 

16年オフにメッツからのクオリファイング・オファーを受諾して年俸1,720万ドルでプレイしていた二―ル・ウォーカー二塁手が、予てより噂のあったヤンキースと合意した。

その契約内容は、ベースが1年400万ドル。それに打席数に応じてインセンティブが付いて最高で50万ドルを受け取るといった内容らしい。

昨季のウォーカーは、メッツとブリュワーズで計111試合に出場し、打率.265、14本塁打、49打点、OPS.801をマーク。2ケタ本塁打は8年連続8度目、OPS.800超えは2年連続4度目。

MLBネットワークによるポジション別ランキングでは、二塁手部門で9位。そこそこパンチ力のある内野手で、しかも一塁、二塁、三塁の3ポジションをこなせるユーティリティ選手という評価だ。

MLB.comによるヤンキースの2月後半時点での開幕スタメン予想は、

1. Brett Gardner, LF

2. Aaron Judge, RF

3. Greg Bird, 1B

4. Giancarlo Stanton, DH

5. Gary Sanchez, C

6. Didi Gregorius, SS

7. Aaron Hicks, CF

8. Brandon Drury, 3B

9. Tyler Wade, 2B

これにニール・ウォーカーが加入することによって下記が予想される。

1.ブレット・ガードナー(LF) 本塁打21本

2.アーロン・ジャッジ(RF) 同52本

3.ジャンカルロ・スタントン(DH) 同59本

4.ゲーリー・サンチェス(C) 同33本

5.ディディ・グレゴリウス(SS) 同25本

6.アーロン・ヒックス(CF) 同15本

7.ニール・ウォーカー(2B) 同14本

8.グレッグ・バード(1B) 同9本(48試合)

9.ブランドン・ドルーリー(3B) 同13本

ウォーカーはスイッチヒッターという事で打線のライナップに柔軟性ができる。しかも左打席で13本塁打OPS.842と数字が良く、ライトの狭いヤンキースタジアムでは、14年、16年にマークした23本塁打前後も十分期待できる。

これにより18年シーズンのヤンキース打線は(各選手が額面通り活躍すれば)、歴代最多記録である1997年マリナーズの264本塁打を上回る可能性も十分にあるということだ。

レッドソックスから覇権を取り戻したいヤンキースの開幕ラインナップは、2番ジャッジから4番サンチェスまで右打者が3人続くので、相手の投手によってはグレゴリウスか、調子が良ければ若手有望株のグレッグ・バードあたりを挟みたいところだが、バードはスプリングトレーニングで打率.130と低迷していることから下位打線にした。

6番から以降は調子次第で流動的とみたい。

いずれにしてもヤンキースは、二冠王スタントンとのトレードでスターリンカストロが抜けた二塁と、ここ数年の補強ポイントである三塁がウォーカーとブランドン・ドルーリーの獲得でアップグレードに成功した。しかも“ぜいたく税”の限度額以内で・・・

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