MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【ASG2017】球界きっての伊達男B.ハーパーが魅せたスーパープレイと友情

今年のMLB最多得票は、ナショナルズの若きスーパースター、ブライス・ハーパー外野手ホームランダービーに出場せずにがっかりさせたが、来年の「第89回MLBオールスターゲーム」はナショナルズのホームで開催されるので出場の期待は高まる。

 

そのハーパー、第1打席でア・リーグの先発クリス・セールからレフト前に詰まりながらも渋いヒットをマーク。2打席目は四球を選んでドジャースの新人コディ・ベリンジャーと交代した。

 

 

打撃では見せ場は無かったが、2回の守備では見せてくれた。

 

2回2死、ランナーは一塁。投手は変則リリーバーのパット・ネシェック。打者は、サルバドーレ・ぺレス。右中間にヒット性の打球が上がると右翼のハーパーが果敢なダイビングキャッチ。

 

このスーパープレイで相手の先取点を阻んだハーパーだが、このキャッチは、スタットキャストによる計測で、ルート効率97.8%。通常、MLB平均で88.1%だからハーパーの守備における能力の高さを見せつけたシーンだった。

 

ASG2017

 

 

ハーパーはこの試合で、昨年亡くなった今年の開催地マーリンズのエース、フェルナンデス投手が描かれたスパイクを着用。「出来るだけ一緒にオールスターに出て、彼が若い間に出来るだけ投げる姿が見たかった」とハーパーは、かつてのライバルの早すぎる死を悼んだ。

 

長髪をなびかせてプレイする伊達男が魅せたプレイと友情。いろんな見せ場があったオールスターだった。