シーズン序盤の解任劇
アトランタ・ブレーブスがフレディ・ゴンザレス監督(52)を解任したと発表した。
ブレーブスは、ここまで球団ワースト記録(1911年)に並ぶ開幕から9勝28敗、勝率.243。チームは誰もが知っているように再建モード。とはいえホームで2勝17敗という結果しか出せていない状況で、かねてより監督解任の噂はあった。
米国の大手ブックメーカー「ボバダ」は、すでに今季の監督解任第1号の予想オッズを発表。予想オッズは7番人気まで出ており、残念ながら1番人気とされたのは、ブレーブスのフレディ・ゴンザレス監督だった(オッズ2倍)。
#Braves dismiss manager Fredi Gonzalez and bench coach Carlos Tosca: https://t.co/XmO7D6DvjO
— Atlanta Braves (@Braves) 2016年5月17日
ブレーブスは、91年に久々のリーグ優勝を果たして復活。名将ボビー・コックス監督の下、グレッグ・マダックス、トム・グラビン、ジョン・スモルツのサイ・ヤング賞トリオを擁したチームは黄金時代へ突入する。
95年にワールドシリーズを制すなど、14年連続の地区優勝(ストでシーズンが途中で打ち切られた94年を除く)を達成した。
しかし、この10年間は、地区優勝1回(13年)、プレイオフ進出3回にとどまっている。
96年アトランタ五輪の翌年、メイン会場を野球場に改修してオープンした本拠地ターナーフィールドも最後のシーズン。このままでいけば過去最悪のシーズンになるかもしれない。