ドジャース前田健太とマリナーズ岩隈久志のマッチアップが21日(日本時間22日)に実現した。
MLB2016
ドジャースのキャンプ地、カリフォルニア州グレンデールのキャメルバックランチで行われたオープン戦で、岩隈は、4回1/3を投げ、8安打3失点3奪三振、前田は、5回を4安打2失点5奪三振、無四球だった。
前田は、初回に1番から3番カノまでに3連打を許し2点を失ったが、4番クルーズを併殺打に打ち取り、その後は好投。試合を作った。2回に2死から安打を許しただけで、3回以降の打者2巡目からは完璧な内容で凡打の山を築いた。
5回を65球。ゴロ系アウトが8、フライ系アウトが2、奪三振5という内容だった。
前田のピッチングをドジャースの指揮官デーブ ロバーツも「off the charts(グラフからはみ出すぐらい)凄い、ぶっちぎり」と表現し絶賛している。
というのもドジャースは、前田と同じFAで獲得した左腕カズミアーの球威が落ちて不調が伝えられている。ここへ来て4番手ウッド、5番手のボルシンガーも負傷で登板回避。
もともと3番手だった アンダーソンはヘルニアの手術で早々と長期離脱が決定。リュ ヒョンジン(柳 賢振)も6月以降の復帰とローテーションに故障者が相次いでいる状況で、前田への期待が日増しに大きくなっている。
一方、岩隈は、相手の3番ジャスティン ターナーに3打数3安打(本塁打、2塁打)されたのがひびき3失点。予定の球数に達した(79球)ところでマウンドを降りた。腕は振れている感じだったので、何とか故障のない状態で開幕を迎えたい。